格闘技イベント「RIZIN.50」（30日、あなぶきアリーナ香川）の合同公開練習が7日、都内で行われた。カルシャガ・ダウトベック（30＝カザフスタン）との対戦に挑む、前フェザー級王者の鈴木千裕（25＝クロスポイント吉祥寺）は、約2分間ミット打ちや組み技を披露。調整の順調ぶりをアピールした。

　昨年の大みそかのフェザー級タイトル戦でクレベル・コイケに敗戦し、ベルトの防衛に失敗した鈴木。王座返り咲きを目指しこの期間は、クレベルのジムに直接出稽古に行き、トレーニングに励んでいた。

「（学んだのは）柔術の基礎基本ですね。やることはシンプルですけどそれが難しい。普通のことを普通にやるのが一番難しいですね。勉強したことを繰り返しやっています」と、課題の克服に向けて試行錯誤を繰り返していることを明かした。

　対戦相手のダウトベックは強力な左ストレートが持ち味のカザフスタンの強豪。MMA9連勝中と勢いに乗る実力者との試合は「結構な打ち合いになるんじゃないですかね」と分析した。

　最後は「ガンと行って、ドン。ぶっちぎりでKOします」と爽やかにKO宣言。集まった会場のファンに向けて熱戦を誓っていた。