乃木坂46井上和、地上波ドラマ初主演で青春ラブストーリー「演技のお仕事には興味があった」
乃木坂46の井上和が地上波ドラマ初主演を務めていることが7日、分かった。今月21日放送のテレビ朝日系ドラマ『スプリング!』(午後11時15分)で、同局が発表した。

“小論文”をテーマにした物語
乃木坂46の井上和が地上波ドラマ初主演を務めていることが7日、分かった。今月21日放送のテレビ朝日系ドラマ『スプリング!』(午後11時15分)で、同局が発表した。
2000年7月の創設以来、数多くのシナリオライターを輩出してきた『テレビ朝日新人シナリオ大賞』(主催・テレビ朝日、後援・朝日新聞社、BS朝日、東映、幻冬舎)の第23回大賞に選出された松下沙彩(まつした・さあや)さんの受賞作『スプリング!』を映像化することが決定した。地上波ドラマ初出演となる乃木坂46の井上が主演を務める。
『スプリング!』は、ドラマとしては珍しい“小論文”をテーマにした物語で、高校生の葛藤と恋をえがくさわやかな青春ラブストーリー。合格間違いなしと言われていた国立大学の前期試験に落ちてしまったガリ勉優等生の逢坂碧(おうさか・あおい)は、同じく不合格だったという同級生男子・村瀬佑(むらせ・たすく)に誘われ、後期試験に向けて一緒に小論文対策の補習にいどむことに。大人しく目立たないタイプの主人公・碧と明るく人気者の佑という、これまで交わることのなかった2人が、3日間小論文に向き合いながら互いの心を近づけていくが……。
小論文を通して自分、そして“他者”と向き合っていく高校生の姿を繊細(せんさい)かつ瑞々(みずみず)しくえがき出した松下さんのシナリオは、同コンクールの最終選考委員を務めた脚本家、井上由美子氏、岡田惠和氏、両沢和幸氏の3人も「小論文という題材はとても新鮮で、展開も無理がなく、作品の世界をスムーズに楽しめました」(井上氏)、「誠実で清々しい作品でした。キャラクターも、セリフも巧みでセンスがある」(岡田氏)、「とてもユニークな作品。映像化、楽しみにしております」(両沢氏)と絶賛。応募総数1023篇の中から、見事大賞に選ばれた。
今回、高校3年生を演じるにあたって、井上は清楚な制服姿を披露。また、碧は書道部の元部長という設定もあり、“袴姿”でりりしく横断幕を書き上げるパフォーマンスシーンに挑んでいるのも大きなみどころ。同局では「受験、部活、恋……さまざまな出来事に揺れながらも未来に向かって思いきりとぼうとする高校生を生き生きと描いている」とPRしている。
以下は井上のインタビュー。
――出演が決まった時のお気持ちを教えてください。
「演技のお仕事には興味があったのですごくうれしかったです! 先輩方がグループのためにいろいろなところで活躍している姿を見てきて、『いつか自分もあんなふうに』という憧れもありました。また、昨年『乃木坂46“5期生”版ミュージカル『美少女戦士セーラームーン2024』に出演をさせていただいた時に演じることへの楽しさを感じることができたので、不安もありましたが楽しみな気持ちの方が大きかったと思います」
――脚本を読んだ感想を教えてください。
「すごく不器用で初心な青春だなと思いました。私が演じた逢坂碧ちゃんはどこかすなおでいられないところがあったり、村瀬佑くんもまっすぐすぎるが故の不器用な部分があったり。そんな2人だからこその魅力が詰まった作品だなと思いました」
――演じられる上で意識されたことを教えてください。
「逢坂碧ちゃんは人の言葉をすなおに受け取れない子なのかなと思ったので、言葉を受け取るときも伝える時も、一度自分の中で噛み砕く時間を大切にしていました」
――青春ラブストーリーですが、ご自身で最近「青春だな!」と感じたエピソードを教えてください。
「乃木坂46のメンバーとして活動できている今が『青春だな!』と思っています。乃木坂46はこんなに自分の感情を素直に出してもいいんだと知れた場所です。ライブでステージから見える景色に感動して涙したり、時にはメンバーとぶつかったり。『乃木坂46のメンバーとして活動できている時間を大切に過ごさなきゃな』とつねに思っています」
――視聴者のみなさまへメッセージをお願いします。
「私にとって地上波ドラマ初出演、初主演作品となります。本当にとてもとてもすてきな作品なのでぜひたくさんの方に見ていただけたらうれしいなと思います! よろしくお願いします」
