入山法子、事務所退所後初の公の場 生成AIテーマのドラマ出演で持論「一緒に過ごせる時間に感情を動かしたい」
俳優の入山法子が6日、都内で行われたNHKスペシャル『創られた“真実” ディープフェイクの時代』の試写会・出演者会見に出席。事務所退所後、初の公の場となった。

2月28日に芸能事務所インセント退所を報告
俳優の入山法子が6日、都内で行われたNHKスペシャル『創られた“真実” ディープフェイクの時代』の試写会・出演者会見に出席。事務所退所後、初の公の場となった。
同作は、生成AIによって本物そっくりな動画や画像を生み出す「ディープフェイク」によって引き起こされる事件、そしてその背景をドラマ化した。妻・真奈美(入山)が務めていた保険会社がディープフェイク被害にあい、顧客情報が流出。その結果、真奈美は命を絶ってしまう。夫・晃(青木崇高)は、妻の死と漏えい事件の関連性を調べるため、生前の妻の足取りから浮かび上がったとあるベンチャー企業に再就職し、死の真相を探っていく。
入山は、作中では生成AIによって作り出された真奈美として出演しており「AI側を演じるってことで、AIの感情ってなんなんだろうか、そもそも感情ってあるのだろうかって、そこから手探りで現場に向かっていた感じです」と回顧。「AIで自分を作るというのは、人を助けたい、頼られたい、癒やしたい、力になりたい。そういうところからきているのかなと思って、晃と向き合っていました。AIと人間、実像とのコミュニケーションは違うので、難しいなって思いながらしていた撮影でした」と話した。
続けて、オファーを受けた時のことを「AIとの今後の付き合い方を、NHKスペシャルさんがどういった答えを私たちに見せてくれるのだろうかって、一番興味がありました」と振り返り、引き受けた理由を「台本をいただいた段階で答えは出ていましたが、日々AIは進化し続けていて、生活に混ざってくる部分が大きくなっています。なので、現場では『もしかしたらこうなんじゃ』とキャスト、スタッフと話しながら、我々の答えはなんなんだろうな、見ていただきたいなと思って、出演を決めました」と明かした。
今後のAIとの向き合い方を聞かれると「距離感が大事。助けになったり、力になったりできる可能性もある。騙す方法に使われる可能性もあるので、AIが100%正解ってことはないんだなって。対面して目を合わせて呼吸が伝わる距離で会話できている生活だったり、一緒に過ごせる時間に、人としての感情を動かしていきたい。もちろん、全部否定するわけじゃないですが、AIは白でもあり黒でもあるってわかった上で、いい付き合い方ができたらいいのになと思っています」と答えた。
さらに、「AIはポジティブな発見もたくさんあります。『だからAIに任せる』じゃなくて、自分自身が考えたり知ったり、学ぶことを怠らず、目の前にいる人がどう思っているんだろう、その空気を察知することをないがしろにしない。実際にリアルで会っている人との関係を築くことを怠らなければ、いい付き合いができるんじゃないかなって、理想は思っています」と持論を述べていた。
入山は2月28日、自身のインスタグラムにて、21年間所属した芸能事務所インセントを退所したことを報告。投稿には、これまでの活動に対する感謝の言葉とともに「『気持ちも新たに、これからの時代に挑戦したい』という私の希望に寄り添い、背中を押してくださった社長を始め、苦楽を共に過ごした事務所スタッフの皆様に、恥ずかしい姿を見せぬよう、今までお世話になった関係者の皆様、また、これからの作品づくりを共にさせていただく皆様にとって、現場の一員として信頼される役者になれるよう、そして、応援してくださる皆様の生活の楽しみになれるよう、より一層精進して参ります」と、今後の活動への意気込みをつづっていた。
