M-1王者、粗品の初審査委員ぶりを絶賛「的確ですよ」 賞レースの審査員、客の“変化”にも言及

2010年M-1王者・笑い飯の哲夫が5日、水曜レギュラーを務めるFM大阪『赤maru』(月~木曜午後2時)に出演。2日に行われた『第14回ytv漫才新人賞決定戦』で初審査員を務めた霜降り明星・粗品についてコメントした。

笑い飯・哲夫【写真:ENCOUNT編集部】
笑い飯・哲夫【写真:ENCOUNT編集部】

粗品は『第14回ytv漫才新人賞決定戦』で初審査員

 2010年M-1王者・笑い飯の哲夫が5日、水曜レギュラーを務めるFM大阪『赤maru』(月~木曜午後2時)に出演。2日に行われた『第14回ytv漫才新人賞決定戦』で初審査員を務めた霜降り明星・粗品についてコメントした。

 共演するDJ・赤松悠実から「どうでした? ご覧なりました? 一部始終」と聞かれた昨年のM-1審査員・哲夫は、「見た、見た。あれやろ? 審査員のあれやろ?」とチェックしたと明かし「的確ですよ」と太鼓判を押した。粗品はファーストラウンド7組のうち3組を70点台とジャッジ。7組とも5人の審査員で最も低い点を付けた。最高がフースーヤの86点、最低がオーパスツーの77点だった。

 昨年のM-1で2連覇したトップバッターの令和ロマンに9人の審査員で最も低い90点をつけ、アンタッチャブル・柴田英嗣の5人に次いで多い3人を80点台にした哲夫。赤松から「その辺は合いそうですもんね、感覚?」と言われ、「点数の感じはそやね。わかるな」と話した。

 哲夫は「改めて思った。最近のM-1って、だんだんお客さんが笑う空間になってんのよ。この前の読売のヤツ見たけど、結構、お客さん厳しめやったよね。M-1も結構、あっち(ytv)寄りやったんよ。だから、審査員の方も点低かってん、昔は。いま、何でもウケてくれるっていうお客さん。前説がすごく盛り上げるようにあってきたから。そこなんよな。オレは古い感覚で点入れるから、ちょっと点が低めになっちゃうんやけど」とM-1の観客の変化に気づいたとした。

「この前(ytv)の見てたら、“あっ、この感じのウケ方か”ってなって。このウケ方やったら、確かにちょっと低めになっちゃうかなっていうね」と見解を披露。「改めて、最近のM-1っていうのがブワ~ッとウケる大会になってんねんなって思いましたね」と打ち明けた。

 哲夫はさらにM-1について「おごそか感っていうのが昔、もうちょっとあって。ウケてない組もいたからね。今やったらさすがに“ウケてない”はないやん。“まあウケてない”って言うのもあって。オレらも2004年の前半とかウケてなかったもんね。“ウケへんわ~”っていう。(島田)紳助さんなんか、メンチ切ってはったもんね。ネタやってんのに、お笑いやってんのに、メンチ切ってはったもんね」と回想。

 赤松は「審査員さんがゲラゲラって笑ってるっていう光景もここ近年なのかもしれないですよね」と共感すると、哲夫は「そんな中で、2002年ぐらいのときに、まだシビアやった審査員の方がメンチ切らはるぐらいの大会の時に、我々は紳助さんから笑いをいただいてましたけどね。2002年ですね。忘れもしないっすね。あのシビアな空間の中、爆笑を聞いたわけです」と誇らしそうに口にした。

 赤松から「哲夫さんはすごいんです、笑い飯はすごいんです」と称えられた哲夫は、「もうちょっとギャラ高くてもいいなとか思いますよね」と笑いながら告白。「良心価格です。僕なんか」と主張した。

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