小日向文世、本読みで93歳山田洋次監督からいきなり強烈なダメ出し 山田監督のパワーに圧倒
俳優の小日向文世が5日、都内で行われたTBSドラマ『わが家は楽し』制作発表会見に、戸田恵子、高橋海人(King & Prince)、山田杏奈、石井ふく子プロデューサーと共に出席し、脚本を務めた山田洋次監督のパワーに圧倒されたことを明かした。

石井プロデューサーの作品は初出演
俳優の小日向文世が5日、都内で行われたTBSドラマ『わが家は楽し』制作発表会見に、戸田恵子、高橋海人(King & Prince)、山田杏奈、石井ふく子プロデューサーと共に出席し、脚本を務めた山田洋次監督のパワーに圧倒されたことを明かした。
本作は、山田洋次監督が脚本、石井ふく子がプロデューサーを務め、今の家族を、夫婦の絆を笑いと涙と哀愁をもって描く珠玉のホームドラマ。小日向は、仕事一筋で生きてきた主人公・平山幸之助を演じる。
石井プロデューサー、山田監督が脚本を務めるホームドラマ。小日向は「お二人がタッグを組んだ新作のホームドラマに声をかけていただけるなんて光栄の一言です」と恐縮すると「心に残る作品になるように願っています」としみじみ。
これまで数々の作品に出演している小日向だが、石井プロデューサーの作品は初出演。しかもホームドラマで父親役を務めるのも初だという。小日向は「小学生のころ『ただいま11人』(1964年放送)というホームドラマを観ていたのですが、その作品のプロデューサーが石井さんだったと知りました。それから60年後に、まさか石井さんの作品に自分が参加できるなんて、とても驚いています」と語ると「父親役は何度も演じましたが、これほど妻との葛藤を描く物語に参加したことは初めて」と新たなチャレンジになった作品だったという。
山田監督は今回脚本として参加しているが、本読みや撮影には参加することが多かったという。小日向は「山田さんの脚本はとても長いシーンが多い」と語ると「本読みからダメ出しされました」と苦笑い。特に小日向が、物語冒頭で会社を退職してタクシーに乗り込むシーンを読むと、山田監督から「どうなんだ、それは?」とキャストがそろっている前でダメ出しされたという。小日向は「その後も次から次へとダメ出しをくらいました。もちろんリハーサルもすさまじかった」とベテラン俳優でもタジタジになったことを明かすと、現在93歳にして作品への情熱がすごい山田監督に「とにかくエネルギーがすごかった」と脱帽していた。
※高橋海人の「高」の正式表記ははしごだか
