水上恒司、映画『火喰鳥を、喰う』で単独初主演 初共演の山下美月とは同い年「すごく刺激的でした」

俳優の水上恒司が、映画『火喰鳥を、喰う』(10月3日全国公開)で単独初主演を務めることが5日、発表された。あわせて山下美月がヒロインを務めることも決定。2人は初共演となる。

初共演となる水上恒司(左)と山下美月【写真:(C)2025「火喰鳥を、喰う」製作委員会】
初共演となる水上恒司(左)と山下美月【写真:(C)2025「火喰鳥を、喰う」製作委員会】

ミステリー&ホラー大賞受賞作『火喰鳥を、喰う』を実写映画化

 俳優の水上恒司が、映画『火喰鳥を、喰う』(10月3日全国公開)で単独初主演を務めることが5日、発表された。あわせて山下美月がヒロインを務めることも決定。2人は初共演となる。

 同作は、原浩氏による第40回横溝正史ミステリー&ホラー大賞受賞作『火喰鳥を、喰う』を実写映画化。監督を務めるのは、『空飛ぶタイヤ』(2018年)、『シャイロックの子供たち』(23年)などを手がける本木克英氏。脚本は『ラーゲリより愛を込めて』(22年)などの林民夫氏が手がける。

 物語は、ある日久喜雄司(水上)の元に、かつて戦死したはずの祖父の兄・貞市が書いたという謎の日記が届くところから始まる。“火喰鳥、喰いたい”という生への執着が記されたその日記を読んだ日を境に、雄司と妻の夕里子(山下)の周囲では、不可解な出来事が頻発するようになる。貞市の日記が引き起こす、存在しないはずの“過去”は少しずつ“現実”を侵食していき……。「死者の日記」から始まったのは、“事件”か、あるいは“怪異”か。原作同様、全く先読みのできないミステリーホラーが誕生する。

山下から見た水上は「ストイックな方」

 水上と山下のコメントは以下の通り。

○水上恒司

――久喜雄司役について

「雄司は、受けて受けて反応していくという、僕が野球をやっていたときのキャッチャーのような役割を担った役でした。雄司が『火喰鳥を、喰う』の世界で、どのように世界を見て、どのように登場人物たちと対峙していくかによって、その登場人物たちのキャラクターが変わり、また逆も然りで、他の登場人物たちが僕に対しての向き合い方を変えるだけで、雄司は全然違うキャラクターになっていく役だったので、そういったキャラクターを立たせていくのを意識していました」

――本木組について

「今までの僕の経験の中には全くないものが現場にはあって、すごく鍛えられました。この本木組を経て、今後の役者人生の大きな助けになるというか、学びの多い現場でした」

――山下との共演について

「山下さんは、ポイントポイントをしっかりと押さえた芝居をされるなという印象がありましたね。今まで僕は年上の方々とお芝居することが多かったのですが、山下さんとは同年代ですが、自分とは全く違う経歴を持ちながらも、こうやってこの作品でご一緒できたということはすごく刺激的でした」

――映画の完成について

「目の前に見えないものを雄司に感じさせ、僕の目に見えないけれども雄司が感じてるものを、僕の体に研ぎ澄ましていくように表現をすることが難しかったです。それがどのような形になって、皆さんのもとに届くのか楽しみです」

○山下美月

――本木組について

「本木監督とは今回初めて作品に参加させていただいたのですが、撮影のスピードも速く驚きました。自分の中で解釈しきれない部分は、監督と一緒に作っていった部分もあったのですが、お任せしてくださる部分も多かったです。すごく面白い方で、現場中もたくさん和ませていただいて、作品の内容とはまた違った空気感の現場で、楽しく撮影することができました」

――水上との共演について

「今回初めてご一緒させていただいたのですが、水上さんは同い年で、いろんな作品で以前から拝見させていただいていて、いつかご一緒したいと願っていたので、今回ご一緒できて嬉しく思いました。本読みの段階からすごく自分の中にビジョンがあって、最後までぶれずにいてくださったので、私も引っ張られていったように思います。ストイックな方で、集中力も高くて、たくさん勉強させていただきました」

――映画の完成について

「お話の内容的に、どんな作品に仕上がっているのか正直まだあまり想像ができていなくて、これからどう編集され、どんな作品になっていくのか、早く完成した作品を見たいです。きっと初めに見たときの作品の印象と、最後まで見終わった後の作品の印象が全く別のものになると思うので、自分の中で全編通して見終わった後にどういう感情が生まれるのかすごく楽しみです」

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