国民民主・玉木氏「参院選で21議席を目指したい」 代表復帰会見で展望「手取りを増やす夏に」
国民民主党の玉木雄一郎代表が4日、東京・永田町の第一議員会館で行われた定例会見に出席、女性問題で昨年12月から続いていた3か月間の役職停止処分を終え、代表復帰を果たした。会見では今夏の参議院選挙を見据え、「21議席の獲得」と目標を掲げた。

元グラビアアイドルとの不倫報道を巡り、党から3か月間の役職停止処分を受けていた
国民民主党の玉木雄一郎代表が4日、東京・永田町の第一議員会館で行われた定例会見に出席、女性問題で昨年12月から続いていた3か月間の役職停止処分を終え、代表復帰を果たした。会見では今夏の参議院選挙を見据え、「21議席の獲得」と目標を掲げた。
玉木氏は会見冒頭、「多くの方にご迷惑ご心配をおかけし、家族や相手方、関係者の皆様に深くお詫び申し上げます」と謝罪。「役職停止期間中、103万円の壁という最も難しい課題に、古川(元久)代表代行や榛葉(賀津也)幹事長が中心となり、チームワークよく一丸となって取り組んでいただいた。2月の党大会では榛葉幹事長から『玉木が必要なんだ』との言葉をいただき、胸にグッと来るものがありました。もう一度この仲間とやっていきたい」と関係者への感謝の思いを口にした。
今後については、「物価高騰に苦しむ国民の生活を踏まえ、石破自民を正していく役目がある」と党の方針を確認。その上で、「参院選では21議席を目指したい。参議院の21には大きな意味があります。それは単独で予算を伴う法案を通せる議席数ということ。高いハードルですが、私たちが強く大きくあらねばならない」と、参院選での目標を掲げた。
実現に向けては、「まず、まだまだ候補者の擁立が足りない。衆院選のように、他党に譲ることは絶対に避けたい。もう一度全国キャラバンをやり、大きなうねりを全国に作り出していきたい。日本の政治を変える、手取りを増やす夏にしたい」と玉木氏。国民民主党は昨年10月の衆院選で、比例で重複立候補した候補者が小選挙区で勝利、獲得議席数が復活当選の対象となる候補者数を上回ったため、得るはずだった3議席を他党へ譲った経緯がある。玉木氏は衆院選での反省を引き合いに出しつつ、「手取りを増やす政策の実現には、与党過半数割れが望ましい。我々が21議席に届けば、おのずと過半数を割れる結果になると思う」と目論見を語った。
玉木氏を巡っては昨年11月、一部週刊誌が元グラビアアイドルとの不倫疑惑を報道。玉木氏は直後に緊急会見を行い、報道内容について「概ね事実」と認め謝罪した。その後、昨年12月4日付けで党から3か月間の役職停止処分を受け、古川氏が代表職を代行していた。
