初審査員で見られた“粗品効果” 元王者が称賛「(出場者は)めっちゃ得した」「コメント待ちだった」
お笑いコンビ・カベポスターが3日、MBSラジオ『カベポスターのMBSヤングタウン』(月曜午後10時)に出演。霜降り明星・粗品が初の審査員を務めて話題になった2日の『第14回ytv漫才新人賞決定戦』に言及した。大会はファーストラウンドを7組で争い、決勝で翠星チークダンスとの戦いを制したフースーヤが優勝した。

粗品は『第14回ytv漫才新人賞決定戦』で初の審査員
お笑いコンビ・カベポスターが3日、MBSラジオ『カベポスターのMBSヤングタウン』(月曜午後10時)に出演。霜降り明星・粗品が初の審査員を務めて話題になった2日の『第14回ytv漫才新人賞決定戦』に言及した。大会はファーストラウンドを7組で争い、決勝で翠星チークダンスとの戦いを制したフースーヤが優勝した。
2022年の第11回王者・カベポスターは注目を集めた大会をしっかりチェック。浜田順平は「うれしいですね。どの後輩たちが優勝してくれてもうれしいですけど、フースーヤが一番うれしいかな」と明かした。永見大吾は「面白かったですね」と言い、浜田も「すごかったな」と振り返った。
浜田が「すごいよ。粗品さんおるってだけで」と雰囲気の違いに触れると、永見も「すごかったな。こんな伝わるもんなんや」と同意。浜田が「すごいよ、ホンマ」と感心すると、永見は「盛り下げてたな」と発言した。笑いが起こる中、浜田は「トータルでみたら盛り上げてたと思う」とし、永見は「引きで見たらね。すごい引きで見たらめっちゃ盛り上がってる。粗品さんが審査されたことで。ただ、空間的には盛り下げてたね」と説明。浜田は「そんなことない。後半、翠チー、フースーヤとかめっちゃウケてたもん」と主張した。
粗品のファーストラウンドの採点はトップ出番のぐろうが85点。最も低かったオーパスツーの77点をはじめ、70点台が3組で、最高はフースーヤの86点。7組とも審査員5人中、最も低い点数をつけ、技術論を含めて理路整然と説明。審査員最年長だった超ベテランのハイヒール・リンゴにも正反対の意見をぶつけた。
浜田は「(出場者は)めっちゃ得したと思う。特に翠チーとフースーヤ。みんな得したよ。すごい再生数らしいしね。TVerとかも」と“粗品効果”を口にすると、永見は「出た人もそうやし、今の若手、次のytv(漫才新人賞)とか、いったらM-1も、全部の賞レース出る人、全若手芸人はためになったやろうし」と共感した。
浜田は「『そこやっぱそうなんや』とか『痛いとこつかれたな』と思ってるとこもあったし、『初めて目からうろこ』もあったやろうけど」と言うと、「1回は傷つかなあかん時間はとてつもなく長いけど。それを超えたらマジでな、1個の賞レースという、M-1はじめ、そういうとこではすごいいい(勉強)」と見解を示した。
粗品vsハイヒール・リンゴ!?
浜田は「フースーヤは(粗品に)『言われてたこと実践したら、ホンマにM-1優勝できるやろ』みたいなこと言われてたもんな」と鋭い評論に感服。永見は、粗品に安易に乗っかるネットの意見に“警告”した。「粗品さん、霜降り明星として(M-1も)優勝されてるから、結果出してる人やからこそ、あれだけ言えるっていうか、結果出してない人が言ったところで」と言うと、「今Xにはびこってるけど」と指摘。浜田が「“にせミニ粗品さん”がね」と表現すると、永見は「そうそう、“ミニ粗品”。めっちゃ差あるからね、粗品さんと“ミニ粗品”の間に」と斬り捨てた。
永見は「ピリピリはしてたけど、粗品さんのコメント待ちみたいな。『何て言うんやろう』みたいな感じだったし。リンゴ姉さんも最高やったな。ホンマおもろかった。粗品さん対(VS)、みたいな感じで」と話すと、浜田も「おもろかったな。(お~い)久馬さんが(2人に)割って入る感じで」と同調した。
浜田は「ブラマヨさんのMCもえぐかったしな。あれを回すってすごいよな。マジで」と司会のブラックマヨネーズにも感嘆し、永見は「おもろかったな。全組おもろかった、ホンマに」とまとめた。浜田は「素晴らしい。お疲れさまでございました」と出場者をねぎうと、「俺らは(審査員が)粗品さんじゃなくて良かったかなと思った。怖い、ホンマに」と本音を吐露した。
2人は3年前、“ytv”を2回目の決定戦出場でものにした。ド緊張した1回目(20年)に比べて22年はリラックスできたという浜田は「乗り越えなあかんプレッシャーが、プラス粗品さんが(審査員席で)見てればちょっと入ってくるやん」と推測。永見も「気持ち的にね、ちゃんとできるかどうかという」と同意した。
