杉咲花、映画撮影前にご飯が喉を通らないことも 重圧で「千切れそうな心で過ごす時間も」
俳優の杉咲花が3日、都内で行われた映画『片思い世界』(4月4日公開、土井裕泰監督)の完成報告イベントに、広瀬すず、清原果耶、土井監督とともに出席。同作の撮影中にプレッシャーを感じていたことを明かした。

映画『片思い世界』公開まで約1か月「感慨深い」
俳優の杉咲花が3日、都内で行われた映画『片思い世界』(4月4日公開、土井裕泰監督)の完成報告イベントに、広瀬すず、清原果耶、土井監督とともに出席。同作の撮影中にプレッシャーを感じていたことを明かした。
公開まで約1か月となった今の心境を聞かれた杉咲は「お話いただいたのは3、4年前。すてきな座組に飛び込めるんだって喜びがありました。あっという間で、今は冗談を言い合えます。(きょうは)久々の再会だったので緊張もしたけど、すてきな方々とご一緒できて、もうすぐお客様のもとに届くと思うと感慨深いです」と笑顔を見せた。
杉咲は、撮影中の気持ちを「表現しきれるかなってプレッシャーで、一日一日乗り越えていく感覚だった」と明かし、「撮影前はご飯が食べられないこともあったりして。千切れそうな心で過ごす時間も多かったので見ていて苦しくなるシーンもあると思うんですけど、見てくださった方々がその先で温かいものを受け取っくださったかなと思うとホッとします」と吐露した。
続けて、ともに主演を務めた広瀬、清原との思い出については「ありすぎて(笑)」と笑みを浮かべ、「撮影中もセッティング中もずっと一緒。撮影が終わってからもしょっちゅうご飯に行ってました。クランクアップした頃は、毎日会っていたのが急にその日がなくなって、幻だったのかなって思うくらい喪失感がありましたね」と口にした。
この日は、同作に「かささぎ児童合唱クラブ」として登場する杉並児童合唱団が、劇中歌『声は風』を生歌唱する場面も。歌声を聴いた杉咲は「すばらしかったです」と絶賛し、「この曲に込められた生きることに対する、強くポジティブなメッセージが飛び込んできて、心が浄化されました」と感慨深い表情を見せた。
映画『花束みたいな恋をした』から4年。同作では、脚本家の坂元裕二氏と土井監督が再びタッグを組み、広瀬、杉咲、清原のトリプル主演が実現した。東京の片隅にある古い一軒家で一緒に暮らす、美咲(広瀬)、優花(杉咲)、さくら(清原)による物語で、家族や同級生でもないが強い絆で結ばれている3人。それぞれが抱える、届きそうで届かない「片思い」とは。
