NHK、2027年大河ドラマは『逆賊の幕臣』 主演抜てきの松坂桃李「すごく不安だった」

NHKは3日に会見を行い、2027年の大河ドラマの制作と主演を発表した。タイトルは『逆賊の幕臣』。主演は俳優の松坂桃李で主人公・小栗上野介忠順を演じる。

主演を務める松坂桃李【写真:ENCOUNT編集部】
主演を務める松坂桃李【写真:ENCOUNT編集部】

2027年大河ドラマ制作・主演発表会見

 NHKは3日に会見を行い、2027年の大河ドラマの制作と主演を発表した。タイトルは『逆賊の幕臣』。主演は俳優の松坂桃李で主人公・小栗上野介忠順を演じる。

 同作は脚本家・安達奈緒子氏のオリジナルストーリーで描かれる。日本初の遣米使節となって新時代の文明を体感し、新しい国のかたちをデザインした江戸幕府の天才・小栗上野介忠順。勝海舟のライバルとして知られているが明治新政府に逆賊とされ歴史の闇に葬られた。忘れられた歴史の敗者=幕臣の知られざる活躍を描く、スリリングな胸熱エンターテインメントとなっている。

 主演に抜てきされた松坂は「大変恐縮しております。自分がまさか大河ドラマの主演をと微塵も思っていませんでした。この話をいただいた時、本当にびっくりしました」とオファーを回想。「果たして自分にできるのかと、すごく不安だった」と思いを吐露し、「プロデューサーさんの勝田さん、脚本家の安達さんとお話しする機会があったのですが、この2人が生み出す『逆賊の幕臣』という作品に参加したいと改めて強く思い、2人の人柄と企画力、どんな作品になるのだろうかというワクワク感があります」と思いを述べた。

 さらに「毎週日曜日に放送されたあとに、憂鬱(ゆううつ)な月曜日の登校や出勤に、少しでも重い体を軽くしてもらえるようなエンターテインメントな作品になると確信しています」と胸を張ると、「僕はこの仕事を始めて16年くらいとまだまだ短いのですが、後輩・同期からもらった刺激、先輩からもらった教え学び、言葉、いろんな作品に携わらせていただいた経験、知識、すべての引き出しを開けて、この作品に注ぎ込んで30代最後の作品にしようと思っています」と決意表明した。

【直近5作の大河ドラマ】

61作目:2022年『鎌倉殿の13人』
作:三谷幸喜 主演:小栗旬

62作目:2023年『どうする家康』
脚本:古沢良太 主演:松本潤

63作目:2024年『光る君へ』
脚本:大石静 主演:吉高由里子

64作目:2025年『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(読み:つたじゅうえいがのゆめばなし)
脚本:森下佳子氏 主演:横浜流星

65作目:2026年『豊臣兄弟!』
脚本:八津弘幸氏 主演:仲野太賀

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