お笑いコンビ・霜降り明星の粗品が2日、読売テレビで行われた『第14回ytv漫才新人賞決定戦』で初めて審査員を務めた。粗品は相方・せいやとのコンビで2018年（第7回）の今大会を制し、同年のM-1グランプリ制覇につなげた。

　トップバッターのぐろうには審査員中、最も低い85点をつけた。寸評では高松巧が顔を動かすだけでつっこんだことを評価するなど、冷静に分析した。次に評したザ・プラン9のお～い久馬は「粗品様のおっしゃる通りです」と切り出して笑わせた。

　5人の審査員中、3番目に入場した粗品は一礼。その後の審査員紹介でハイヒール・リンゴから「きょうは審査員席に粗品君がおるからピリピリしてる、悪口言わんといてな」と言われ、「リンゴさんの審査も審査するっていう」とにやりとした、MCのブラックマヨネーズ・吉田敬からは「終わってから“あの点数は全部ウソや”とか言うなよ」とクギを刺された。

　また、「宮迫が出たら0点つける。あのちゃんが出たら100点つける」とした後、「宮迫とあのちゃんがコンビで出たら何点つけるのか」といい、小杉竜一から「出えへんからええねん」とつっこまれた。

「おもんないヤツが優勝しないようにしっかり審査します」と事前にコメントし、2月27日にアップした自身のYouTubeチャンネルでは「ほんまに面白い若い後輩たちのために審査員してあげたいっていうスタンスやったんですよね」と明かし、審査員の高齢化による最新のボケの”取りこぼし”を懸念。最後に「点数をつけるのは恐縮ですが、真摯に頑張りたいと思います」と意気込みを口にしていた。