北川景子、第2子出産後の連ドラ初主演 我が子を失う母親役に「リアリティーを持って表現したい」

俳優・北川景子が4月にスタートするカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『あなたを奪ったその日から』(月曜午後10時)に主演することになり、2日、カンテレが発表した。北川にとっては、第2子出産(2024年1月31日に発表)後、初の連ドラ出演&主演になる。

北川景子と大森南朋が『あなたを奪ったその日から』で共演する【写真:(C)カンテレ/フジテレビ】
北川景子と大森南朋が『あなたを奪ったその日から』で共演する【写真:(C)カンテレ/フジテレビ】

カンテレ・フジテレビ系『あなたを奪ったその日から』

 俳優・北川景子が4月にスタートするカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『あなたを奪ったその日から』(月曜午後10時)に主演することになり、2日、カンテレが発表した。北川にとっては、第2子出産(2024年1月31日に発表)後、初の連ドラ出演&主演になる。

 同作では、10年前に食品事故で子どもを失った母親・中越紘海(なかごし・ひろみ)が、事故を起こした惣菜店の社長・結城旭(ゆうき・あさひ)を恨む中、図らずも旭の子どもを誘拐してしまう。復しゅうを果たそうとする紘海だったが、その誘拐には大きな誤算があった…。紘海は誘拐した子どもをどうするのか。周囲を巻き込んでいく紘海の復しゅうはどこに行き着くのか。我が子を失うことになった事故の真相は? その先に待っている2つの親子の結末とは…、などが物語のテーマになる。主人公・紘海を北川が、復しゅう相手・旭を大森南朋が演じ、脚本は池田奈津子氏が手掛けている。

 紘海は、3歳の娘を育てるごく普通な母親だった。しかし、突然起きた食品事故で最愛の娘を失い、人生が一変する。それから、憎しみで旭の周りをうろつき、やがて旭の子どもを誘拐。紘海からは、狂気さえ漂い始める…。そんな主人公を演じる北川にとって、カンテレ・フジテレビ系同枠での連ドラ出演は初。大森との共演は2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』以来2度目になる。

北川景子と一問一答

――オファー受けた時の気持ちを教えてください。

「個人的には2人目の子どもを出産して初めての連続ドラマになるので、オファーをいただいたときは『できるかな』という気持ちもありましたが、すごくうれしかったです」

――脚本を読んだ感想は。

「復しゅうのために誘拐した女の子に対して本当の親子のような愛情が生まれてきてしまう。復しゅう相手の男性にも子どもを思う気持ちや人としての温かみがあるんだということを気づいてからは、復しゅうだけに一直線に行けなくなってくる紘海という人がいます。自分の気持ちが時にはコントロールできなかったり予測できなかったりするところがすごくリアルだなと思います。人間の時には美しくない感情もリアルに描いてると思うので、そこをリアリティーを持って表現したいと思いました」

――作品のどんなところを視聴者に伝えたいですか。

「人間ってやっぱりいろんな面があって、その全てがうそじゃなくて本当だよねというところに共感していただけると思います。誤っちゃいけないんじゃなくて、誤ったときに自分なり、人とどう向き合うかのヒントがこの作品にはある。そう思って演じてるので、そのあたりを見ていただけたらうれしいと思います」

――共演する大森さんの印象はどうですか。

「優しいし明るいです。見ていて印象的なのは、スタッフの方からも『かっこいい』と言われていて、同性から見ても異性から見てもかっこいい方だなと思います」

大森南朋と一問一答

――オファー受けた時の気持ちを教えてください。

「一昨年、大河ドラマで北川さんとご一緒だったので、またご一緒にできるのはうれしく思いました」

――脚本を読んだ感想は。

「完成されていたので読み物としてすごく楽しく読ませていただいたんですが、内容がハードと言いますか重たいところがあるので、自分も子供がいるのでグッとつらいものを感じました。エンターテインメントとしてすごくよくできてる脚本だと思いました」

――作品のどんなところを視聴者に伝えたいですか。

「子を持つ親の葛藤と人間味の部分をうまく表現できればなと思いながら日々演じています」

――視聴者の方にメッセージを。

「すごくよくできた作品になると思いますので、僕も今楽しみながら自分自身がどうなるのか、北川さんがどうなるのかと思いながら撮影しております。4月、ぜひ、楽しみにしてください。よろしくお願いします」

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