Lil かんさい嶋崎斗亜、市川團十郎との共演で刺激「アドバイスも頂いていて良い経験」
歌舞伎俳優の市川團十郎、Lil かんさいの嶋崎斗亜が1日、東京・ THEATER MILANO-Zaにて、世界で活躍する豪華クリエーターが贈る新エンターテインメントJAPAN THEATER『SEIMEI』公開ゲネプロ&初日前会見に出席した。
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大阪公演を経て東京公演初日
歌舞伎俳優の市川團十郎、Lil かんさいの嶋崎斗亜が1日、東京・ THEATER MILANO-Zaにて、世界で活躍する豪華クリエーターが贈る新エンターテインメントJAPAN THEATER『SEIMEI』公開ゲネプロ&初日前会見に出席した。
東京公演が1日から開幕。本作は、世界に誇る日本のクリエーターが集結し、安倍晴明の世界を新しいエンターテインメントとして舞台化する邦楽劇。安倍晴明役に團十郎、朱雀役に嶋崎、その他、市川右團次、中村鷹之資、市川男寅、大谷廣松、市川九團次が出演している。
脚本に、数々の歌舞伎の脚本、補綴を務める今井豊茂氏。演出には多くのゲームを手がける広井王子氏。楽曲を務めるのは、世界的ミュージシャンのSUGIZO。邦楽作曲には、歌舞伎など多数の舞台に出演しながら作曲活動も行う今藤長龍郎氏。神楽振付には、世界のトップアーティストの専属ダンサーを務めるケント・モリ。歌舞伎音楽は、歌舞伎公演の出演を続けながら公演制作やプロデュースを手掛ける田中傳次郎氏が務めている。
大阪公演を経て、東京の公演初日を迎えた。観客の反応について、嶋崎は「やっぱり僕たちが普段させていただく舞台とかライブには絶対ないような……。『嶋崎~!』みたいに言ってくださるお客さんとかもいらっしゃたりして、新鮮で、めちゃめちゃうれしいなっていう気持ちです」と笑顔を見せた。
一方、團十郎は「斗亜くんは歌舞伎の感じが新鮮なんでしょうけど、斗亜くんのファンの方々が非常にお若いじゃないですか。若い方が目の前にいっぱいいらっしゃる場合がある。ああいう時はやっぱり新鮮だなと思います」と心境を明かした。
大阪公演での手応えについても、「やはり歌舞伎という演劇は、決まったものの中で伝統を守っていくので、ルールというものが必ずあるんですけども、そのルールを少し削り、残しながらっていう、さじ加減をやりながらやってる中では、いつもの歌舞伎とは全然違うものがある。普段の歌舞伎を見てる方々にとってみれば『どうなんだろう』と思うところもあるかもしれませんが、初めて見る方やお若い方々が見る場合には非常にわかりやすいテーマでもあるので、楽しんでいただけるような雰囲気を掴んでいると思います」と自信をのぞかせた。
また、嶋崎は團十郎との共演に刺激を受けているようで、「勉強になることだらけ。感情の動きを表現するっていうのが、まだ苦戦してる最中で、どんどん良くなっていきたいなと。アドバイスも頂いたりして、勉強させていただいてます。良い経験です」と感謝していた。
大阪が地元の嶋崎についても、團十郎は「東京ですと心細いかなと思ったので『ご飯食べに行こう』って話はしました。強制にならないように、気が向いたら……」と気遣うと、嶋崎は「ずっと向いてます」と即答。「焼肉食べたいですよ。おいしいところ知ってそう」と期待を寄せた。
※嶋崎斗亜の「崎」はたつさき
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