「麒麟がくる」の新キャスト陣発表 坂東玉三郎が初出演、片岡鶴太郎は「一番の悪役」
NHKは14日、今月30日から放送再開となる大河ドラマ「麒麟がくる」の新たな出演者を発表した。歌舞伎役者の坂東玉三郎が正親町天皇役でテレビドラマ初出演を果たす。
坂東玉三郎は正親町天皇役「一生懸命務めさせていただきます」
NHKは14日、今月30日から放送再開となる大河ドラマ「麒麟がくる」の新たな出演者を発表した。歌舞伎役者の坂東玉三郎が正親町天皇役でテレビドラマ初出演を果たす。
第106代天皇で、上洛した織田信長と絶妙な距離を保ちながら没落した朝廷の存続を図る高貴で美しい帝・正親町天皇を演じる坂東は「今回始めてNHK大河ドラマの『麒麟がくる』に出演させていただきます。大変恐れ多いことなのですが、お役は『正親町天皇』を演じさせていただきます。私は大河ドラマの映像の中に出演させていただくのは初めてなので大変緊張しております。出演者の皆様は映像に慣れている方々なので、その中で私がどんな役作りができるのかということを今考えている最中でございます。一生懸命務めさせていただきます」とコメントした。
また、陣内孝則が今井宗久、片岡鶴太郎が摂津晴門、春風亭小朝が覚恕法親王、駿河太郎が筒井順慶、小籔千豊が二条晴良、手塚とおるが朝倉景鏡、井本彩花がお市、金井浩人が浅井長政、一ノ瀬颯が足利義栄をそれぞれ演じることも発表された。
陣内は「初回の放送は、一視聴者として観ておりました。『太平記』の池端先生の本だし、当然今年一番注目していたドラマだったので…。今まで重厚な墨絵の世界だった大河が、総天然色のワクワクする新時代の大河に生まれ変わったというか、主演の長谷川さんを中心に、魅力的なキャストの皆さんがそれぞれのキャラクターをユニークにセクシーに実に生き生きと演じていて『チクショウ!…俺も参加したかったなあ…』というのが正直な感想でした。まさかその数日後に今井宗久の役でオファーが来るとは、嬉しいかぎりです」とコメント。さらに、片岡は「今回は『麒麟がくる』の出演者の中でも、一番の悪役と聞いております。裏で画策する摂津晴門。この企てるたくらみの眼をご覧くださいませ」と意欲を見せている。