EXILE ATSUSHIが28日、都内で行われた「ストップ・オレオレ詐欺47 ～家族の絆作戦～」プロジェクトチーム委嘱式に出席。自身の祖母が特殊詐欺被害に遭ったことを明かし、特別防犯支援官としての活動への強い思いを明かした。

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「ストップ・オレオレ詐欺47 ? 家族の絆作戦～」プロジェクトチーム（略称： SOS47 ）は、2018年より、全国で被害が相次ぐオレオレ詐欺などの特殊詐欺に関する知識や被害防止策を分かりやすく伝え、全国47都道府県警察と共に特殊詐欺被害を防止する為の広報啓発活動を行っている。

　この日は新たなメンバーとなったATSUSHIに特別防犯支援官としての委嘱状が交付された。ATSUSHIは「この度はこのような責任ある役割をいただくことになりまして、背筋の伸びる思いでいっぱいです」と挨拶し、「自分の祖母が特殊詐欺の被害者の1人」と告白。続けて「すごく悲しい思いをしている姿を見ていたので、自分が発信して少しでも世の中のご高齢の方々の被害が減るよう、これからもさらに精進していきたい」と、決意を語った。

　さらに、詐欺被害を防ぐために具体的にどういったことができるのかと問われた際には「児童養護施設に訪問させていただく機会があって、やはり地域社会の繋がりがない状態がここ近年増えてきてる。ご高齢がいる地域でのご近所付き合いや、何か変化がないか相談できる環境が、この日本の社会をよりよく建て直していくため大事なんじゃないかなと思う」と自身の思いを明かした。

　また、近年増えている“闇バイト”と呼ばれる若い世代が犯罪加担者となってしまう手口についても「都合のいい駒のように使われて個人情報を取られる手口が多発している。本当に楽な感覚でお金を稼ごうという感覚にならないようにして欲しい。若い皆さんの未来が本当に一生棒に振ってしまうような結果になりかねませんので、本当に注意して夢に向かって生活してほしいなと思います」と語った。