広瀬すず、姉妹で取っ組み合いの喧嘩経験も「けちょんけちょんにされて」
俳優の広瀬すずが27日、都内で行われた映画『ゆきてかへらぬ』(公開中、根岸吉太郎監督)公開御礼舞台あいさつに登壇。取っ組み合いのケンカ経験について話す場面があった。

映画『ゆきてかへらぬ』舞台あいさつで質問に続々回答
俳優の広瀬すずが27日、都内で行われた映画『ゆきてかへらぬ』(公開中、根岸吉太郎監督)公開御礼舞台あいさつに登壇。取っ組み合いのケンカ経験について話す場面があった。
「文化の百花繚乱」の様相を呈した大正から昭和初期を舞台に、実在した男女3人の愛と青春を描いた同作。芽の出ない女優・長谷川泰子を演じた広瀬は、反響を聞かれると「今までは割と元気だったり、何かを抱えている女の子が多かったので、大正時代は初めての挑戦で『新鮮だったよ』『泰子かっこよかった』と言ってもらうことが多くて。そうやって届いていて、うれしいなって思うばかりです」と笑顔を見せた。
この日は、事前に募集した質問に答える場面も。同作の内容と絡め「取っ組み合いのケンカをしたことはあるか」という質問が寄せられると「きょうだいゲンカじゃないかな」と答え、「取っ組み合いというより、勝ったこと一度もないんですけど。上2人いるんですけど、けちょんけちょんにされていました」と明かした。
さらに「人生を翻弄(ほんろう)されるような出会いは?」という質問には「事務所の社長さんじゃないですかね」と言い、「姉(広瀬アリス)が先にこの仕事をしていましたが、私は全く興味がなく、やり始めたときもやめたくてしかたがなくて。ドキドキしていやいや東京に行って、やりたかったバスケがあるし、もっと友だちといたいってのもあったけど、いろいろなことを経験させていただいたら、いまだにやっているっていう……。『やめないじゃんこの子』って、同級生も思っていたくらい。ネガティブな感じで入っちゃったけど、与えてくれたことを含めて、人生みたいになっちゃっているっていうのは想像していなかったからこそ、翻弄と近いかなって」と話した。
姉である広瀬アリスには「いつやめられるかな。バスケやりたいんだけど」と相談していたそうで、「オーディションの電話が来ると、泣きじゃくっていた」と打ち明けた。
最後の質問は「性別にかかわらずどのような人に惹(ひ)かれるか」。「ずるい回答かもしれない」と前置きし、「面白い人」と回答。続けて「頭の回転の面白いもあるし、センスの面白いもある。感性を貫いて表に出せる人は、見ていて面白いなって思います。周りにいる面白い人とかにはとっても惹かれますね」と口にしていた。
舞台あいさつには、木戸大聖、根岸監督も登壇した。
「文化の百花繚乱」の様相を呈した大正から昭和初期を舞台に、実在した男女3人の愛と青春を描いた同作。脚本は『ツィゴイネルワイゼン』や『セーラー服と機関銃』など手掛けた田中陽造氏が手掛け、メガホンを取ったのは根岸吉太郎監督で、16年ぶりの新作となった。芽の出ない女優・長谷川泰子を広瀬、不世出の天才詩人・中原中也を木戸が演じている。
