NiziU、聖地・福岡で成長した姿 全国ツアー感動のフィナーレ…AYAKAの博多弁も披露「一緒にいたか」

9人組ガールズグループ・NiziUが22日と23日に、福岡・西日本総合展示場 新館で「NiziU Live with U 2024-2025 “AWAKE”」を開催した。

全国ツアーを開催したNiziU【写真:田中聖太郎】
全国ツアーを開催したNiziU【写真:田中聖太郎】

1st Mini Album『AWAKE』をひっさげた8都市18公演

 9人組ガールズグループ・NiziUが22日と23日に、福岡・西日本総合展示場 新館で「NiziU Live with U 2024-2025 “AWAKE”」を開催した。

 NiziUは、J.Y. Park発案のプロジェクトで、日本のソニーミュージックと韓国のJYPエンターテインメントによる日韓合同のグローバルオーディションプロジェクト「Nizi Project」から選ばれたガールズグループ。MAKO、RIO、MAYA 、RIKU、AYAKA、MAYUKA、RIMA、MIIHI、NINAの9人で結成されている。

 同コンサートは、23年に開催された「NiziU Live with U 2023 “ココ!夏 Fes.”」以来、約1年2か月ぶりとなる初めての冬開催ツアー。25年2月5日に発売されたばかりの1st Mini Album『AWAKE』がツアータイトルとなっている。24年11月の福井・サンドーム福井公演を皮切りに北海道、兵庫、東京、大阪、宮城、愛知をまわり、福岡公演がファイナル。全国8都市18公演をかけめぐり、15万5000人を動員した。

 西日本総合展示場 新館は、NiziUが3年前に初めての単独公演「1st Tour『NiziU Live with U 2022 “Light it Up”』」を行った場所。WithU(NiziUのファンの名称)にとっても思い出深い聖地となっている。福岡公演の様子は全国47都道府県の映画館へのライブ・ビューイングとオンライン生配信された。

 22日の公演では、オープニングから『RISE UP』『All right』『BELIEVE』と続けて歌い上げ、『AWAKE』収録のロック調の『Life is Beautiful』も披露。スタートから7曲パフォーマンスすると、MAKOが「それでは改めてごあいさつします。せーの!」と声をかけ、9人が「We need U!私たちNiziUです!」とあいさつした。

 MAYAは「ついに(ファイナル公演が)来ましたね。早かった」とツアーを振り返り、「福岡のこの場所は、2年半くらい前に初めて立った場所。しかもあの時は、ツアーの初日。今回はツアーの最終地点ということで、すごく思い出のあるステージです。私たち、だいぶ成長しましたね」としみじみ。リーダーで福岡出身のMAKOは、「あの時はさ、もうパフォーマンスするのが必死やったからさ。余裕がなかったじゃん?」と思い返し、「今はもう本当に、WithUの皆さんとめちゃくちゃ楽しみながらパフォーマンスできているので幸せです」と笑顔を見せた。RIKUが「どうですか? 私たち、大きく成長して帰って来ましたよね?」と客席に呼びかけると、会場は大きな声援に包まれた。9人が「ただいま?!」と声をかけると、WithUから「おかえり~」と温かいレスポンスが響いた。

 続いて『Already Special』『Twinkle Twinkle』『Paradise』を連続で披露し、MCでは福岡トークに。RIKUが「私、福岡で1回ももつ鍋を食べたことがないんですよ」と明かすと、すかさずMAKOが「じゃあ、うちが奢ってあげる!」と宣言。RIKUは「やったー! 連れてってくれる? めっちゃ食べるわ! 人生で一番食べるわ!」と喜び、「人が奢ってくれたモノが一番美味しいから。(笑)」と会場を笑わせた、MAKOは「みんなが(ツアーを)頑張ったらね。今日のコンサートを見て、『これはいいな』と思ったら行こう!」とリーダーらしく語った。

全24曲を披露【写真:田中聖太郎】
全24曲を披露【写真:田中聖太郎】

全24曲を披露

 またライブ終盤では、東京出身のAYAKAが突然、「そろそろ終わりやんけん。悲しいかもしらんけど、最後まで一緒にいたか」と博多弁を披露。MAKOから博多弁を教えてもらったといい、MAKOは「わあ! AYAKA! 上手よ! 完璧! もう、博多弁認定合格や」と絶賛した。AYAKAが「イントネーションがめっちゃ難しかった。合っているのか合っていないのか分からない」と不安をこぼすと、MAKOは「可愛かった! 100点!」とお墨付きを与えた。

 この日は『AWAKE』収録の『CRUSH』『Made of Love』『YOAKE』など、全24曲を披露。ラストではMAKOが、「福岡って私にとっては、15年間たくさん愛情を注いで育ててくださった大好きな地」と語り、「この場所で2022年の公演の時にMCで話してわぁわぁ泣きました。その時にメンバーが駆け寄ってきてくれて、抱きついてくれたのを思い出して、『ああ、そういう時もあったな』と感慨深かったです」と振り返った。「いろんな経験をしてここに今立っているのですが、変わらない物が1つあります。WithUの皆さんの、私たちNiziUに対する思いや愛情。その思いは年々どんどん大きくなっているので、私たちもまた一歩成長できました。もっともっと、もっとカッコイイ私たちになるので、皆さんも見ていてください」とファンに感謝を伝えた。

 またNINAは、「こうやってまた、私たちの初ツアーの時のスタート地点に戻ってくることができて本当にうれしいです」と語り、「ツアー最後の2日間をこうやって、私たちのリーダーの地元で過ごせるのが、またある意味すごく素敵だなと思って。今日のこの時間が私にとってすごく素敵な幸せな時間になりました。皆さんにとっても、そんな素敵な思い出、素敵な時間になっていたらいいな」と笑顔を見せた。

次のページへ (2/2) 【写真】NiziUのライブ別カット
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