桐谷健太主演『いつか、ヒーロー』宮世琉弥、長濱ねる、でんでん、板谷由夏、北村有起哉の出演決定
俳優の桐谷健太が主演を務め、4月6日スタートのABCテレビ・テレビ朝日系連続ドラマ『いつか、ヒーロー』(日曜午後10時15分)に、宮世琉弥、長濱ねる、でんでん、板谷由夏、北村有起哉がレギュラーキャストとして出演することが25日、発表された。

宮世は冷徹な悪役に初挑戦
俳優の桐谷健太が主演を務め、4月6日スタートのABCテレビ・テレビ朝日系連続ドラマ『いつか、ヒーロー』(日曜午後10時15分)に、宮世琉弥、長濱ねる、でんでん、板谷由夏、北村有起哉がレギュラーキャストとして出演することが25日、発表された。
金も無ければ仕事も無い……元児童養護施設職員のアラフィフ男・赤山が、夢を失くしたかつての教え子たちとともに、腐った巨大権力相手に痛快な復讐劇を繰り広げる本作は、「コード・ブルー」「ハゲタカ」「離婚弁護士」など数々の社会派ヒットドラマを生み出してきた脚本家・林宏司氏による5年ぶりのオリジナル作品。
宮世が演じるのは、人の心を操る天才。相手の弱みにつけこみ、徹底的に追い込むサイコパスな一面も。赤山と、その教え子たちを世の中から執拗に排除しようとする正体不明の男・氷室海斗(ひむろ・かいと)。その素性はベールに包まれているが、彼の目的とは一体!?。赤山と教え子たちの前に立ちはだかる最強の敵にして、最大の謎を抱えた影の存在。宮世は持ち味の華やかなオーラを封印し、冷徹な悪役に初挑戦する。
長濱が演じるのは、赤山が20年前に職員として働いていた児童養護施設「希望の道」出身の女の子で赤山の教え子の一人・樋口ゆかり(ひぐち・ゆかり)。真面目で成績優秀。面倒見が良く子どもの頃から皆の世話役的存在。小さい頃の夢は「海外で活躍する通訳」になることだったが、現在は介護職に就いている。仕事に誇りは持っているものの、過酷な労働に見合わない低賃金に苦しみながら、今の生活から抜け出す術はないと、人生に諦めを感じ始めている。そんな時20年ぶりに赤山と再会し、物語が大きく動き始める。20年間消息不明だった赤山のバディとして、教え子探しや復讐計画に協力していくゆかり。生きづらい世の中で懸命に生きる等身大のアラサー女子に長濱が挑む。
でんでんが演じるのは、金も仕事も身寄りもない赤山を自らの家に住まわせ、なにかと面倒を見てくれる赤山最大の協力者・大原要蔵(おおはら・ようぞう)。一見ただの世話好きな好々爺だが、時折見せる真剣な顔は、只者の空気でなく。赤山が20年間消息不明だった理由や過去の姿も全て知っている様子。市井の人から猟奇的な役どころまで変幻自在に何者にも化けるでんでんが、本作ではのらりくらりと掴みどころのない大家役にして物語のキーマンを熱演する。
板谷が演じるのは、テレビ局の政治部エース記者・西郡十和子(にしごおり・とわこ)。夜討ち朝駆けは当たり前、仕事の腕は超一流で政府与党の大物政治家に食い込む記者として業界で一目置かれている存在。そんな十和子のターゲットは、あらゆる権力を掌握し、日本社会をけん引する期待のリーダー。大企業「ドリームグループ」の会長・若王子(北村有起哉)。独自の嗅覚で政財界の動きを見極め、彼の懐に必死に食い込もうとするが、そこには大きな理由があり!?。仕事に関わらず思い込んだら一筋ながらもコミカルな一面も発揮する。
最後に、北村が演じるのは、IT、金融、教育、メディアの各分野を束ねる一大コングロマリット『ドリームグループ』の会長・若王子公威(わかおうじ・きみたけ)。「若者に夢を!」をスローガンに優秀な若手人材をどんどん登用し、その独自の経営手腕は高く評価される一方で、手段を選ばぬ買収手法や経営手法が一部ジャーナリストに批判されているが、圧倒的な資金力と決して偉ぶらない愛着のあるキャラクターで若者からも熱烈な支持を集めるカリスマ。十和子(板谷)も「いずれ日本のリーダーになる」と見込んでいる人物。赤山とも過去にただならぬ因縁をもつ彼には、誰にも明かしていない大きな野望がある。
キャストのコメント全文
○宮世琉弥
──役どころと、演じるにあたっての思いを教えてください。
「心に深い闇を抱いてしまっている役なので、氷室の闇が生まれてしまった背景も大切にして、共感した上で大事に演じていきたいなと思います」
──視聴者の皆様へメッセージをお願いします。
「何が正義で何が悪か。悪と思える事柄も、そのバックボーンを知れば見方が変わるかもしれない。皆様にとっての『正義と悪』は、何があっても変わらずにあり続けますか? 僕も演じながら沢山考えさせられる作品です。是非! 楽しみにしていてください!」
○長濱ねる
──役どころと、演じるにあたっての思いを教えてください。
「この世に希望なんてないと絶望しながら、それでも人を、世界を信じようとするゆかりの人柄に惹かれました。密かに諦めきれないこと、胸の奥にしまった怒り、その一つ一つに丁寧に向き合って演じられたらと思います」
──視聴者の皆様へメッセージをお願いします。
「隣に誰が住んでいるかもわからない冷たい世の中になってしまったと時代を嘆く声も聞こえてきますが、私はそうは思いません。寂しさの中にもきっと希望はあると信じているし、世界を変えてくれる何かに私たちは期待している。そんな光を届けられたらいいなと思います」
○でんでん
──役どころと、演じるにあたっての思いを教えてください。
「いつもは役にふさわしいモデルを見つけて演じていました。ですが、今回は敢えてその作業をやめて、台本から漂ってくる匂いを嗅ぎ取りながら、大原という得体の知れない男を魅力的に演じられたら嬉しいです」
──視聴者の皆様へメッセージをお願いします。
「パンチの効いたドラマですたい! 皆様も脚本家になったつもりで見られると何倍も楽しくなりますよ」
○板谷由夏
──役どころと、演じるにあたっての思いを教えてください。
「今までにあまり演じたことのないタイプの女性になる予感がしています。トライを恐れず、楽しみたいです」
──視聴者の皆様へメッセージをお願いします。
「脚本を読み進めていますが、何が起きるのかわからない不気味さと先を知りたい気持ちがざわざわと生まれています。楽しみにしていてください」
○北村有起哉
──役どころと、演じるにあたっての思いを教えてください。
「どうやら表の顔と裏の顔がありそうなので…、その矛盾した両面性をしっかり咀嚼して一本筋の入った人物をしっかり演じていきたいです。その人物が善でも悪でも」
──視聴者の皆様へメッセージをお願いします。
「はじめっからモチベーションが上がりまくりです。なぜなら『また一緒にできる!』がたくさんあるからです。ドラマ『ムショぼけ』のプロデューサーとディレクター、そして主役の桐谷健太君。これだけでも、ワクワクしてますが、なんといってもあの林宏司さんが久しぶりに連ドラを書き下ろしてくれるのです。面白くならないわけがありません。浮き足だつ自分を抑えて、しっかりと演じさせてもらいます。どうぞお楽しみに」
