元NHKでフリーの有働由美子アナウンサーが24日、読売テレビの大阪マラソン特番『大阪マラソン2025～夢の始まり～大久保嘉人スペイン移住前最後の挑戦！』（午後2時55分）のMCを務めた。

　同局1階からの公開生放送。地元・大阪で阪神ファンの有働アナは、ゲストの阪神OB・鳥谷敬氏を見ながら「大阪マラソンの公開生放送を読売テレビさんでやらせていただけるということになるとは、私、思っておりませんでございました。某放送局をやめた時には。よろしくお願いします」とあいさつ。微妙な空気になり、鳥谷氏が「こちらこそ。こっちが心配ですけど」と返すと、笑いが起こった。

　進行を務めた同局・佐藤佳奈アナから「今回ですね。有働さん、かなり久しぶりにスポーツ番組のMCをするということなんですけれども」と振られると、「そうですね。（大阪放送局が）ここから2キロか3キロ先の某公共放送でスポーツ番組をやってたのが20年ぐらい前なので。“スポーツ番組ってどうやるんだったっけ”っていう感じですので、支えていただければ。よろしくお願いします」と話した。

　そして、番組ランナーとして、大阪マラソン初挑戦で完走したばかりの元サッカー日本代表・大久保嘉人氏を呼び込んだ。42.195キロを走り切り、疲労困憊（ぱい）で足を引きずる大久保氏を見た有働アナは「あれ、大丈夫かな。大久保嘉人さんがよたよたと入ってらっしゃいましたが」と”実況”。

　2023年に参加した鳥谷氏が「気持ち分かる」と声をかける中、有働アナは「今の状況を教えてください」と問いかけ。大久保氏は「いや、もう全部痛いですね。背中も痛い、首も痛い、足も痛い。吐きそう」と明かした。佐藤アナが「生放送なので、吐くのだけは（やめて）」と懇願。有働アナは「私たちって、ゴール前でパーンって飛び出す大久保さんしか見てないんで、こんなよたよた歩かれるの、生まれて初めて見ました」とコメント。大久保氏は「僕もですよ。びっくりしました」と苦笑した。