昭和を愛する阪田マリン、高1で旧車イベント参加の筋金入り 客席に“父親登場”で会場びっくり

令和のZ世代の歌姫が、“昭和ムード”の魅力を振りまいた。昭和をこよなく愛するアーティストで、『ザ・ブラックキャンディーズ』の阪田マリンが、日本最大級のクラシックカーイベント「第16回 Nostalgic 2days(ノスタルジック2デイズ)」に出演。真っ赤なワンピース衣装で登場し、歌とトークのステージを披露した。

阪田マリンが旧車イベントNostalgic 2daysに初登場【写真:ENCOUNT編集部】
阪田マリンが旧車イベントNostalgic 2daysに初登場【写真:ENCOUNT編集部】

昭和をこよなく愛する阪田マリン、旧車ビッグイベントに初登場

 令和のZ世代の歌姫が、“昭和ムード”の魅力を振りまいた。昭和をこよなく愛するアーティストで、『ザ・ブラックキャンディーズ』の阪田マリンが、日本最大級のクラシックカーイベント「第16回 Nostalgic 2days(ノスタルジック2デイズ)」に出演。真っ赤なワンピース衣装で登場し、歌とトークのステージを披露した。(取材・文=吉原知也)

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 大阪出身で、中高時代からSNSを駆使して“ネオ昭和”を発信している人気インフルエンサーでもある。歌手活動に加えて、関西圏のテレビ・ラジオなどで活躍を見せる多彩な24歳だ。今回、旧車・絶版車が集う同イベントに初登場となった。

 22日に行われたステージには多くのファンや聴衆が集まった。「実は2年前にプライベートでこのイベントに来させていただいたことがあります。こんなにたくさんの方に見ていただけるのは緊張しますね」とドキドキの心境を明かしながらも、キュートな笑顔とはつらつトークで盛り立てた。

 自身の“昭和愛”を熱弁。中学時代に昭和文化にハマったというが、「中学2年の時に、祖母のレコードプレーヤーを見て、『何、これ?』となったのがきっかけです。チェッカーズの『Song for U.S.A.』のレコードでした。レコードに針を落とすと、衝撃を受けました。『私って、細胞レベルで昭和が好きなんだ』と気付いた瞬間でした」。

 父親から「レコード、買わなあかんねん」と勧められ、大阪・日本橋へ。そこでジャケ買いしたのが、矢沢永吉、キャンディーズ、小泉今日子、松田聖子、シャネルズ、そしてサザンオールスターズだったというから“筋金入り”だ。「今思えば、最高にイカしたセンスだと思っています」と声を弾ませた。

 その後の興味は、懐かしの角川映画に移り、それだけでなく、旧車へ。なんと、SNSで情報を調べて、高校1年生の時には旧車イベントに足を運んでいたという。「Y30セドリック、10ソアラ、初代ユーノス・ロードスター」がお気に入りの車種だと明かした。ステージでは、高1の時にフォロワーからプレゼントされ、今も大事に持っているというO.B.Aハンドルを見せる場面も。高校時代はガソリンスタンドでバイトしてクルマの知識を深めていったとのことだ。

  この日のライブは、『青いたそがれの御堂筋』『雨のゴールデン街』、そして、百恵ちゃん中で一番好きだという山口百恵の『プレイバックPart2』を歌い上げた。振り付けもばっちり決まり、昭和歌謡のらしさ全開のステージとなった。昭和100年にあたる2025年。「今年も楽曲制作を頑張っています。ライブもたくさんやっていきたいです」と決意表明した。

 会場には仰天の“ゲスト”が。MC中に「実は本当のお父さんが来ています! ちょうどお父さんも仕事でこっちに来ていて、中華街でごはん食べました」。ファンもびっくりのサプライズとなり、会場のほぼ全員が後ろを振り返り、自然と歓声が。アットホームな雰囲気で、たくさんの笑顔があふれた。

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