浅野忠信「全部飛んだ」 ゴールデングローブ賞助演男優賞のスピーチの裏話を告白

俳優の浅野忠信が22日、都内で行われた映画『かなさんどー』公開記念舞台あいさつに松田るかと堀内敬子、監督を務めるお笑いコンビ・ガレッジセールのゴリこと照屋年之と共に登壇。1月に『SHOGUN 将軍』でゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞した際のスピーチの裏側を明かした。

映画『かなさんどー』公開記念舞台あいさつを実施【写真:ENCOUNT編集部】
映画『かなさんどー』公開記念舞台あいさつを実施【写真:ENCOUNT編集部】

映画『かなさんどー』公開記念舞台あいさつに登壇

 俳優の浅野忠信が22日、都内で行われた映画『かなさんどー』公開記念舞台あいさつに松田るかと堀内敬子、監督を務めるお笑いコンビ・ガレッジセールのゴリこと照屋年之と共に登壇。1月に『SHOGUN 将軍』でゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞した際のスピーチの裏側を明かした。

 舞台は沖縄・伊江島。主人公の美花(松田)は、亡くなった母親(堀内)が助けを求めてかけた電話を取らなかった父親(浅野)を許せずにいたが、母の死後、故郷の沖縄県伊江島に戻り、母の日記を見つけて、家族の愛と許しについて考えていく……というストーリー。題名は沖縄方言で「愛しているよ」といった意味。「げんちゃん」の愛称でも知られる沖縄民謡歌手、前川守賢の大ヒット曲(1983年)として親しまれている。

 1月に『SHOGUN 将軍』でゴールデングローブ賞で助演男優賞を受賞した浅野。受賞後のスピーチでは壇上でトロフィーを手に持ち「Wao! Maybe you don’t know me.(多分みなさんは私のことを知らないかもしれません)So, I’m an actor from Japan, and my name is Tadanobu Asano. (私は日本から来た俳優で、名前は浅野忠信です。)」とハリウッドでも知名度があるにもかかわらずチャーミングに挨拶したことで会場を沸かせていたが、この日はそんなゴールデングローブ賞の裏側を、作品にちなんだ「誰にも言っていない秘密は?」と質問が出た際に明かすことに。

 浅野は「実は本当はちゃんとしたスピーチを考えてたんですよ」とアピールし、「本当にすごいちゃんと皆さんに感謝の言葉を述べようと、いろんなスピーチをちゃんと考えて。一応僕は役者ですから、暗記して毎日のように練習してました」と説明。続けて「でも、呼ばれた瞬間に全部飛んで同シリーズになっちゃいました」とシンプルで短いスピーチになってしまったことを明かした。

 すると、そのスピーチを見たという照屋監督は「でもあれがなんか温かいし、本当の気持ちを言ってる感じがして感動しましたよ」と称賛。浅野もその時のことを振り返りながら「逆に良かったです。真っ白になって良かった。まともに話したら、シラッとしたかも知れない」と結果オーライだったと話しつつ、改めて「嬉しかったです。本当に。(スピーチ)考えたんですけどね…。本当にウワーッとなって、やば、何だっけ…?となって舞台に上がってパッと前見たら、みんな、お前、誰だ?っていう顔をしていたんで、すいません誰も知らないっすよねってなったので…」と当時の心境を明かした。

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