漫才コンビ、西川のりお・上方よしおの西川のりおが20日、ABCラジオ『ますだおかだ増田のラジオハンター』（火曜正午）に出演。所属する吉本興業の後輩芸人がオンラインカジノで賭博をした疑いがあるとして警視庁保安課から事情聴取を受けたと報道されたことについて言及した。

　のりおは「はーい！　現時点でね、僕の自慢はね、まだ逮捕されたことないんですよ」と登場。「何の僕は経歴でね、“あの人はあんなことやった”いうの何にもな～い！」と明るく声を上げた。メインパーソナリティーのますだおかだ・増田英彦が「良かった。バレてないんですね」と言うと、「そう。うまくこれまでね、僕は逃げ切ってきました。犯罪とコロナ。コラッ！」とハイテンションでノリツッコミ。増田から「きょうも声が出てますね」とほめられ、「声が出なくなったときが引退ですね」と宣言した。

　その後「カジノのニュースやけどね」と切り出したのりおは「オンラインカジノで誤解してもらったら困る」と言いつつ、僕ラスベガスに、コロナ以降は行ってませんが、（それまでは）年2回行ってたんですよ。大体、僕、べラジオって、『オーシャンズ11』って映画あるでしょう。噴水上がってるホテル。そこの会員で」とVIP待遇を受けると明かした。

「ラスベガスのマッカランって飛行場。サンフランシスコかロサンゼルスでトランジットしたらリムジンが迎えに来るんです。20ドルチップで。（ホテルに）行ったら日本人のスタッフが5、6人おって“お待ちしとりました”って入って、噴水が見える大体16階ぐらいの部屋で。そのときのテーブルカジノいうたら、ルーレット、バカラ、ブラックジャック、ポーカー、僕はマシンの方でルーレットやるし、いろんなやつあんねんけどね、アメリカは合法なんよ。カジノがあるぐらいやから。日本はまだカジノできてませんよね」とアピールした。

　のりおは「日本で何で狙われたかと言うと、元々はサンズって（統合型リゾート運営）会社があんねん。米国に。そのサンズのもんが“日本でカジノ作ったら絶対当たる”と。何でか言うたら、日本のパチンコ・スロットやってんのが依存性あるのがわかった。日本人を調査したみたいで、依存性あんのがわかったみたい」とし、「日本向けにオンラインカジノを配信するときもまずはまりよるやろと。2つ条件あるのはスロットとか好きなのプラス、携帯でゲームをやってるやつがものすごく多いと。ゲームにプラスしたものなんよ、カジノが、ゲーム感覚でやってしまって、途中で課金してお金出しだして、今回のこういうことになってしまったんよ」と自説を展開した。

　オンラインカジノ騒動で名前が上がった令和ロマン・高比良くるまは認めて謝罪し、活動自粛した。のりおは「高比良君は“自分がやってました”って正直に言うてるけど、（とろサーモン）久保田（かずのぶ）は“やってるかやってないか僕は覚えない”言うてるけどやね。おそらく、何らかのちょっとうわさか疑いかかってるんです。聴取かかるいうことは嫌疑がかかってることやと思うねん。何にもないのに聴取せんわね」と私見を披露した。

　不祥事全般に言えることとして「何か悪いことして、“そんなん知らずにやってました”で世の中通れへんやん。そこなんよ、論点は。“違法にはならないと思ってました”って、みんな言うわね、“知りませんでした”とか“今になって気づきました”とか。だから今回、これはハッキリ言うて、どこで止まるかわかりません」と騒動の先が見えないとした。

　のりおは「何で今回、吉本のメンバー行ったかいうたらね、立場のある人間とか名前のある人間いったら影響力高いから。どっかの会社のすごいポストについてる方は狙われてると思った方がいいですよ」と見解を示した。さらに、「人間には善の心と悪の心がある」とし、足を引っ張ろうとする人間も必ずいるとした。「人気絶頂の方とか高さのある方は注意して。だから令和ロマンはこういうことになる。例えば（世の中に）出かけの漫才師撮ったって誰かわからないやん。なくす代償も少ないやん。高さが上がってないから。高さが上がる人ほど狙うわけよ、世の中は」と主張した。

　増田から「意外とのりおさんはまじめに来られてる」と言うと、のりおは「ムチャクチャの意味が違うのよ。普段のムチャクチャしたらあかんわけよ。信号は守らなあかん。飲んだらあかん薬は飲んだらあかんわけよ。やったらあかん薬は手つけたらあかんわけよ。やったらあかんギャンブルはやったらあかんわけよ。そういうことなんよ」と力説した。