歌手、俳優の中島健人が20日、東京・武蔵大学で行われた主演映画『知らないカノジョ』（2月28日公開）の公開直前トーク＆スペシャルライブイベントに、シンガーソングライターのmiletとともに出席した。中島は同イベントにサプライズ登場し、会場を沸かせた。

　同作は、仏映画『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』（日本公開2021年）をベースに制作されたファンタジック・ラブストーリー。大学時代に出会い、お互い一目惚れして結婚したリク（中島）とミナミ（milet）の2人を中心に変わり行く運命が描かれる。

　この日は、映画のロケ地である同大学に凱旋し、miletが劇中歌で主題歌の『I still』を披露。中島は観客席に潜入し、映画本編でリクがミナミのライブ会場に潜入するシーンを再現した。

　その後、miletの「中島健人さんです！」という紹介のかけ声に合わせて、会場の一席から中島が立ち上がるや、多数の女性客から「ウワ～ッ！」と黄色い悲鳴が。中島は会場の通路をまるでランウェイのように練り歩き、ステージに上がった。

　中島は、撮影時に同楽曲を聞いたときは「涙が止まらなくなっちゃって、監督に強制退場させられたんですよ（笑）。『これ以上はもうまずいから1回帰ろうか』と言われて（笑）」と述懐。今回再び聞いて「映画の撮影当時を思い出した。心がぐっとなるというか、自分のあのときの感動と、今の感動が重なって、また今しか感じれない音楽のこの感じ方というか、素敵な時間の流れ方を目の当たりした気がしました」と語り、「（今回座った）あのへんの席に座るといいフラッシュバックがある。すごく今、心地よい気持ちになっています」とほほ笑んだ。

　会場では、中島とmiletの2人が一般客の質問に答えるトークコーナーなども行なった。