写真集で伝説の「M字開脚」にも挑戦 沖侑果、埋まった雰囲気と年齢のギャップ「やっと自分の時代が来た」
タレントの沖侑果は、26日に2nd写真集『遊泳解禁』(KADOKAWA)をリリースする。2024年4月にアイドルグループ・STU48を卒業して約1年、ソロで活動する立場となり、自身2冊目の写真集にはかつては実現できなかったこだわりが凝縮されている。

2nd写真集のロケ地で海外を初訪問
タレントの沖侑果は、26日に2nd写真集『遊泳解禁』(KADOKAWA)をリリースする。2024年4月にアイドルグループ・STU48を卒業して約1年、ソロで活動する立場となり、自身2冊目の写真集にはかつては実現できなかったこだわりが凝縮されている。(取材・文=小田智史)
2018年にSTU48に加入した沖はアイドル時代、「コンプライアンスを守る」ことを自身の特技に挙げていた。その中で、大胆なグラビアに挑戦した23年4月発売の1st写真集「遊泳禁止」(玄光社)は注目を集めた。
「私は女性を観察するのが好き」と語る沖は、「グラビアの露出に対して抵抗はない」と明かす。
「私の中で理想の女性像があって、それになれるのがグラビアだったので、ずっとやりたかったんです。でも、いざグラビアをやるとなったら、その理想に全然届いていなくて」
自身2冊目となる写真集のロケ地は、インドネシアのバリ島。日本とはひと味違う常夏のビーチリゾートで、これまでにないぐらい開放的な姿を見せた。撮影までの期間が短く、体づくりは急ピッチで進めなければならず、「少し焦った」という。
「1冊目がしっとり系だったので、2冊目はがらっと変わって太陽の下で明るい感じ。写真集の色味自体も明るいです。私にとっては人生初海外で、初めてパスポートを作りました。1日目は撮影せずに普通に観光して、スタバに行きました。バリのスタバはすごくて、豆が違うらしいです(笑)。英語も全然しゃべれないけど、すごく楽しかったです」
今はソロで活動する身となり、「私もいくつか提案させていただきました」と話す。ガーター付きの黒ランジェリー姿や、バリでなぜか秘書姿になってパンストを脱ぎ捨てるというシチュエーションは、沖のフェチが反映されたものだ。
「めがねにスーツの秘書、ガーター系の衣装、コルセット……、自分の小さなフェティシズムをちりばめています。グループに所属している時は、(写真集の露出に関しては)少なからず制限がありました。やりたいことは今回の方が詰め込めたと思います。実は、(過激すぎて)ボツになったカットとかあって。それは3冊目(の写真集)でなんとかって感じです。編集の方から『(そんなに攻めて)大丈夫?』と気を使っていただいたくらいです(笑)。ちなみに、『M字開脚』は大人の方がやってほしいポーズだったみたいで(笑)。かなり好評みたいで、入れて良かったなと思います。先行カットのインパクトって結構大事なのかなと思って、勝負しました。本編はもっとすごいので是非!」

今も変わらないSTU48中村舞との絆
2024年4月にSTU48を卒業した沖。「1人の寂しさを感じることはあります」と話す。
「STU48の紅白(昨年12月にSTU48紅白対抗歌合戦として開催された『STU48 大忘年会』)の司会をやった時、楽屋が1人でした。アイドル時代は大部屋だったので、『沖侑果様』と1人部屋でさびしかった。最初は楽でうれしかったりもしましたけど、だんだん寂しくなってきましたね。ソロで活動するようになって、とりあえず所属していたグループには迷惑はかけないようにしたいと思っています。『卒業したから全部解禁』みたいな風には考えていなくて。全部自分の責任になるので、こう見えて、結構びくびくしながらお仕事をしています(笑)」
その中で、グループを卒業しても変わらない絆がある。人気を博した“沖舞”コンビの相棒、STU48ドラフト3期生の中村舞だ。
「舞Q(中村)とはほぼ毎日連絡を取っています。けんかはしないですね、今のところ(笑)。私がグループを卒業して、お互いのいる場所の距離が離れたのもある気はします。私は、今は怒りを聞く側に回っています。『今年の目標は怒らないこと』と言ってましたけど、よく怒ってます(笑)。振り返れば、暗黙の了解で、お互いに仕事の話は今までしませんでした。同期とは仕事の話とか、相談とか1回もしなかった。当時は、やっぱりライバル心みたいなものはありました。同期の誰かだけAKB48の選抜に入ったとしたら悔しいじゃないですか。でも、卒業してからは全部話すようになって。絆はさらに深くなった気がします。沖舞でライブがしたいですね」
18歳でアイドルの世界に飛び込んだ少女も、昨年12月に25歳となった。「自分の雰囲気が、ようやく年齢に追いついてきた気がする」。自身のキャラクターを「頭が良さそうだけど、だらしない一面もあるセクシーなお姉さん」と、笑って分析する。
「『やっと自分の時代が来たか』って感じです(笑)。30歳の節目に向けて、すてきな女性になれるように頑張りたいし、30歳で写真集を出すことも目標です。自分でも、これから何になるんだろうって。お芝居もしたいですけど、一番はグラビアとバラエティーですかね」
大人の女性となった沖の魅力は、時を重ねれば重ねるほど輝きを増していく。
□沖侑果(おき・ゆうか)1999年12月1日、岡山県津山市出身。2018年、AKB48グループドラフト会議にて史上最多5チームの指名競合を受け、STU48にドラフト3期生として加入。2023年には1st写真集『遊泳禁止』(玄光社刊)を発売。同年にSTU48からの卒業を発表し、2024年に卒業。その後は舞台『楽園の女王』で主演を務めるなど、舞台、ドラマ、バラエティーと幅広く活動をしている。特技はコンプライアンスを守ること。3月15日に東京・池袋、4月6日に兵庫・三宮でお渡し会を行う。
