TM NETWORK（小室哲哉、宇都宮隆、木根尚登）が19日、都内で行われたデビュー40周年記念映像作品『TM NETWORK Carry on the Memories-3つの個性と一つの想い-』（2月28日公開）の舞台あいさつに登壇した。

　1983年5月に結成され、翌年4月にシングル「金曜日のライオン」でデビューしたTM NETWORK。本作では2024年に開催された31本のツアーに密着し、計300時間もの彼らを記録し、見応えたっぷりの約2時間に詰め込んだ。

　映画化の話は、ツアーが終わってから聞かされたというボーカルの宇都宮は「カメラがあってBlu-rayの特典映像かなって思っていたら、ライブ全部終わってからから『実は映画化』って言われて『は？そうなの？』って」と驚いたことを回想。木根は「なんとなく（映画化を）伝えなかったのもわかる。知っていたらメイクしてサングラスして肩パット入ったジャケットを着ないと。全然知らなかったから良かった」と話して笑わせた。

　小室は総合演出・音楽監督を担当したが、「僕はたいしたことしていない。（監督の）HARAじゅんが300時間全部見てくれたと思うと、想像を絶する。よく見てくれた。僕はHARAくんの『ここに音楽があったらいいです』というのを受けて、サントラをつけた。HARAくんがここは情景描写を描きたいのかなってところを映像を見て読み取った」と紹介した。

　2024年でデビューから40年を迎えた。司会者から「男子3人、仲良しの秘訣は？」と問われると、宇都宮は「たまに会うからいい」といい、木根も「ほんとそう」とうなずき同意。「家族を超越しているのでは？」と続いて聞かれるも、3人は「うーん……」と首をかしげ、「うまく表現できない」と木根。小室は「絶妙な空気感じゃないかな」と総括して表現した。