映画『顔だけじゃ好きになりません』（3月7日公開）の先行上映付き完成披露イベントが18日、都内で行われ、宮世琉弥、久間田琳加、FANTASTICSの中島颯太、米倉れいあ、耶雲哉治監督が登壇した。

　安斎かりん氏による同名漫画が原作。整った顔をこよなく愛するオタク女子・知見才南（ちけん・さな）が、推しである学校一のイケメン・宇郷奏人（うごう・かなと）のSNS運営を任されるというラブコメディーを描く。

　中島が演じた土井垣凌（どいがき・りょう）は、才南のクラスメイトで長い前髪で顔を隠しているミステリアスな男子。そんな土井垣が“変身”し、ヒロインを翻弄する。土井垣の腕にはタトゥーが入っているが、中島は「原作のまま入れています、こだわりで。プロの方にいろんな（原作の）シーンを見て描いてあるものをメイクで描いてもらった。なので、めちゃくちゃ再現度高いです」と胸を張った。

　また、中島は前髪が長く目が見えないという役のため、絶対に崩れないよう気をつけていたという。中島は「風が強いとほんと、危なかった。土井垣くんの目が見えちゃうんです。風がこっちから来そう……と思ったら逆を向く。風を操っていましたね」と話すと、宮世は「スプレーすごかったよね。アイドルの絶対に崩れない鉄壁の前髪を（作っていた）」と中島の苦労を目撃していた。

　この日、会場に約500人のファンが集結。イベントでは数秒間の「動画撮影OK」の場面があり、キャストが思い思いのポーズを決めていた。宮世はステージの端っこまで移動し、その後中央に戻るとタイミングよく向き合った中島と突然のハグ。ファンの黄色い悲鳴が響いた。