総合格闘家、プロレスラーの青木真也（41）は2月某日、都内で期待のレスラー・山岡聖怜（18）と合同練習を実施した。練習後、グラビアでも活躍する山岡からネット上での誹謗中傷について相談を受けた。

　今年1月にプロレスデビューした山岡はデビューから16日後に王座戴冠を果たすなど活躍を見せている。姉・雅弥はグラビアアイドルとして活躍しており、デビュー前からプロレス界の外でも注目されていた。本人のグラビアデビューなど“本業”以外の露出には誹謗中傷もあるという。

　この日一緒に練習した青木も何十年と誹謗中傷にさらされてきた選手のひとりだ。山岡は「本当に自分が思ってることを言う人っているじゃないですか。自分が根に持ってることじゃないですけど、痛いところをついてくる人がいるんです」と相談。

　これに青木は「頑張るしかないですね（笑）」とニヤリと笑ったが「プロレスの客って文化レベルが高くて、好きでよく見てるから痛いところを突きやがるんですよね。分かります。格闘技の客はただ強振してくるだけなので結構楽なんですよね。そこの差はありますよね」と一定の理解を示した。

　合同練習は5分×2Rのグラップリングスパー。青木は山岡が動けていることを評価していた。そんなホープがグラビアで注目されていることについて「それ強みですよね。良かったですね」と胸の内を明かし、こう続けた。

「格闘技もそうなんですけど、良くも悪くも若さだったりルックスが先行して売れるって言いづらいと思うけど本当のことだと思う。そこで売れちゃって格闘技だったりプロレスの実力が伴わないと商品として危ういじゃないですか。でも（山岡は）そこがちゃんと動けていて強い。軸があって強いから、別にそっち（エンタメ露出）が強くなりますよね。結局僕が格闘技で好き勝手やれるのは、格闘技の実力があるから。なんかそこの強さがいいですよね。誹謗中傷もそうだけど、結局最後は自分のレスリングが救ってくれると思う」

　これに山岡は「あくまでもプロレスラーっていうのを私は意識して他の仕事をやってます。グラビアをさせていただいたりもあって他人からは『そっち行っちゃったんだ』って思われるかもしれないですけど、私はプロレス中心でいまいるので、こう言ってもらえてめっちゃうれしいし、もっと実力を磨きたいと思います」とホッとしていた。

　練習前には山岡のグラビアをチェックしていた青木。記者から感想を求められると「めちゃくちゃ難しくて。僕の仲の良い、仲良くねぇんだよな今。僕の知り合いが……」と“年の差婚”をした友人について語りだした。

「僕の知り合いが45歳で18、9歳ぐらいの子と結婚しちゃった時に『ひぃ～』って思ったのよね。思いません？　この世の話と思えないじゃん。どこの国の話だと思ったんだけど、やっぱさ、いい年だから（グラビアは）照れくさくなっちゃうよね。ちょっとすごい失礼なんですけど、僕からすると子どもって言うとあれだけどそういう歳だからさ（笑）」

　そして最後にまた「俺の盟友とされるやつは子どもと結婚したんだよ！　大丈夫？　格闘技」と投げかけた。

　隣で青木の訴えを聞いていた18歳の山岡は「でも、まぁ年の差なんて関係ない」とピシャリ。話題を変えていた。