timeleszのNetflix・新メンバーオーディション番組『timelesz project』（タイプロ）は15日、ファンを超越した盛り上がりのまま終了した。最終審査に残ったのは8人。その中から3人が落選して5人（寺西拓人、原嘉孝、橋本将生、猪俣周杜、篠塚大輝）が合格し、既存メンバー（菊池風磨、佐藤勝利、松島聡）との8人体制が決定した。篠塚は歌、ダンスはが未経験ながら、エントリー総数1万8922件の中から選出。一橋大を今春卒業する22歳は同日、都内で行われた『新体制 初お披露目 timelesz襲名式』に出席し、「とてつもない努力」で輝くことを誓った。（取材・文＝水谷賀奈子）

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　篠塚は2002年7月9日、大阪府出身。一橋大経済学部に在学中だ。審査でダンスも歌も未経験ながらも、諦めない姿を見せ続けた。そして、超難関を突破。襲名式では取材陣を前にし、緊張の面持ちであいさつした。

「ここまで来るのにいろんな人に支えられてきました。メンバーになったからには恩返しができるように、（ファンの）みなさんの活力になれるように頑張ります」

　その上で「既にお仕事が始まっているのですが、毎日楽しくて、やる気に満ちあふれています。7人と比べるといたらないところも多いのですが、自分にできることをやっていけたら」と謙虚な姿勢をみせた。そして、菊池が「最速で東京ドームに立ちたい」と目標を口にすると、篠塚はイメージを膨らませて言った。

「緊張すると思います。1年前を振り返るとこうなるとは思っていませんでした。最終審査で皆さんの前でパフォーマンスした景色が忘れられません。それがもう1度できて、それがドームだったらうれしいです。でも、とてつもない努力をしないといけないので頑張ります。大学は4年生で今年で終わるので、この先はダンスや歌に打ち込めたらと思っています」

　文字通り、“就職先”はtimeleszになった。菊池はそんな篠塚を合格させた理由を「シノは伸びしろを感じさせてくれるくらいの裏付けの努力は目を見張るものがありました。カメラがないところをわざわざ選んで練習していたり。あとは頭の良さですね。それは学歴うんぬんではなくて、問題解決における判断力やスピードは唯一無二のもので、大きな一つの強みだと思っています」と説明した。そして、その伸びしろを生かすべく、「みっちりレッスンが入っています。まだ個人の仕事が入っていないうちにしっかり組んでいますので」と期待を込めた。