LA移住の菅久瑛麻アナ、車を6時間走らせてSFへ…1万4000円のカニ料理で満腹「やみつきになる味わい」

昨夏から、31歳のフリーアナウンサーが米ロサンゼルス(LA)で暮らしている。富山、埼玉のテレビ局でキャリアを積んだ菅久瑛麻(すがひさ・えま)。彼女は現地の大学院に留学した夫をサポートし、自身も語学学校に通っている。1度、仕事に区切りをつけての移住ゆえにともに無収入。果たして、日本では考えられない程の物価高にある米国でやっていけるか……。そんな不安もある中で感じた驚き、戸惑い、感動をつづる不定期コラム「フリーアナ・菅久瑛麻、物価高にあ然…初めての米国生活」。第10回のテーマは「ロサンゼルスとサンフランシスコの違い」。

ロスに移住した菅久瑛麻アナウンサー【写真:矢口亨】
ロスに移住した菅久瑛麻アナウンサー【写真:矢口亨】

菅久瑛麻アナのコラム第10回

 昨夏から、31歳のフリーアナウンサーが米ロサンゼルス(LA)で暮らしている。富山、埼玉のテレビ局でキャリアを積んだ菅久瑛麻(すがひさ・えま)。彼女は現地の大学院に留学した夫をサポートし、自身も語学学校に通っている。1度、仕事に区切りをつけての移住ゆえにともに無収入。果たして、日本では考えられない程の物価高にある米国でやっていけるか……。そんな不安もある中で感じた驚き、戸惑い、感動をつづる不定期コラム「フリーアナ・菅久瑛麻、物価高にあ然…初めての米国生活」。第10回のテーマは「ロサンゼルスとサンフランシスコの違い」。

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 みなさま、こんにちは。私は先日、サンフランシスコ(SF)に行ってきました。カリフォルニア州の西部、太平洋とサンフランシスコ湾に挟まれた半島に位置する大都市です。ロサンゼルスからは車で約6時間の距離感です。

 サンフランシスコは1778年、カリフォルニアで金鉱が発見され、ゴールドラッシュで人口が急増。さらに大陸鉄道の開通で一気に発展しました。1906年には大地震に見舞われましたが、急速な復旧作業が進められ、1937年にはゴールデン・ゲート・ブリッジが完成するなど近代的な都市としてよみがえりました。

サンフランシスコ市街を走るケーブルカー【写真:菅久瑛麻】
サンフランシスコ市街を走るケーブルカー【写真:菅久瑛麻】

8ドルで観光スポットを回れるケーブルカー

 そんな歴史を頭に入れ、現地に到着。まず驚いたのはロサンゼルスとの街並みの違いです。サンフランシスコの街並みは、色とりどりの家々が並び、まるでヨーロッパのような雰囲気でした。アメリカの人気ホームドラマ、フルハウスにも登場するアラモスクエアでは、ビクトリア様式の家がメルヘンチックでとてもかわいらしかったです。また、かなり急な坂が多いことも衝撃でした。車で坂を上っていると、ジェットコースターで頂上に向かっている時のような気分になります。

 この坂が多い地形でもスムーズに移動できるようにと整備されたのが、ケーブルカーです。開通したのは1873年(日本では明治6年)。道路に埋め込まれたケーブルで車両を引っ張って走る世界最古の手動式ケーブルカーで、見た目もレトロなデザインです。こちらは観光客に大人気で、満員の車両を何度も見かけました。乗車賃は1回8ドルでユニオンスクエアやフィッシャーマンズワーフなど人気スポットを回ることもできます。

14.5ドル(約2088円)のカニとガーリックヌードル【写真:本人提供】
14.5ドル(約2088円)のカニとガーリックヌードル【写真:本人提供】

 また、サンフランシスコでは美味なシーフードが食べられることで知られています。ロサンゼルスでは、魚介類の値段が高いので、私はこの機会にクラムチャウダー、イタリア発祥のアメリカ料理でトマトベースのチョッピーノ、カニとガーリックヌードルなどたくさんの海鮮料理をいただきました。

 どれも魚介の身が肉厚で新鮮。特に有名店・Crustaceanのローストしたカニは絶品でした。身がぎっしり詰まったカニにガーリックがたっぷりかかっていて、それを食べ終わったらカニの旨みがしみ出たオイルにパスタをつけてガーリックパスタとしていただきます。カニ1杯がかなり大きいので満腹になりますが、このオイルはやみつきになる味わいで、一滴残らず食べたくなります。ちなみにCrustaceanは日本人駐在員の方々にもとても人気で、時価のカニはこの日は80ドル(約1万1520円。1ドル144円で計算)、ガーリックヌードルは別料金で14.5ドル(約2088円。1ドル144円で計算)でした。

サンフランシスコでカニ料理を堪能した菅久瑛麻アナ【写真:本人提供】
サンフランシスコでカニ料理を堪能した菅久瑛麻アナ【写真:本人提供】

 滞在を終えて戻ったロサンゼルスは、あらためてエンターテイメント性が高くで刺激的だと感じました。ただ、メルヘンチックで美しい街並みがあり、おいしい海鮮料理もいただけるサンフランシスコでの時間もしっかりと心に刻まれました。アメリカ西海岸にお越しの際は、どちらも観光もお勧めです。

□菅久瑛麻(すがひさ・えま) 1993年10月7日、ドイツ生まれ。白百合女子大文学部英語英文学科卒。2016年4月、富山県のチューリップテレビにアナウンサーとして入社。情報番組、報道番組のMCなどを担当し、20年3月末に退職。フリーアナウンサーに転身し、同年4月から23年3月まで、テレビ埼玉で情報番組のMCなどを担当。資格は温泉ソムリエ、食生活アドバイザー、防災士、証券外務員二種、MBAなど。162センチ。

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