【べらぼう】ダチョウ肥後が彫師役「技術指導も受けた」 声優・中井和哉は初のドラマ出演「まさかの大河」

NHKが16日に大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(日曜午後8時)の第7回(2月16日)以降に出演するキャスト5人のふん装写真とコメントを初公開した。ダチョウ倶楽部の肥後克広が出演するほか、声優・中井和哉が大河ドラマ初出演。「初のドラマ出演がまさか……人生何が起こるか分かりません」と驚いた。

四五六役の肥後克広【写真:(C)NHK】
四五六役の肥後克広【写真:(C)NHK】

2月16日放送の第7回以降の出演者5人のふん装写真とコメント初公開

 NHKが16日に大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(日曜午後8時)の第7回(2月16日)以降に出演するキャスト5人のふん装写真とコメントを初公開した。ダチョウ倶楽部の肥後克広が出演するほか、声優・中井和哉が大河ドラマ初出演。「初のドラマ出演がまさか……人生何が起こるか分かりません」と驚いた。

 作品は俳優・横浜流星が主演を務め、18世紀半ばに江戸のメディア王として時代の寵児となった“蔦重”こと蔦屋重三郎を軸に描く痛快エンターテインメント。肥後が演じるのは蔦重が仕事を依頼する彫師・四五六(しごろく)。中井は地本問屋の1人の岩戸屋源八を演じる。

 肥後は「役名は四五六です。いい名です。気に入ってます四五六さんは腕は確かな職人。しかしお調子者で、べらぼうな愛おし彫師です。技術指導も受けました。本職人さんの技術に圧倒されながらも、やればやるほど板木への愛は高まりました。肝心の技術は見ての楽しみにしてください。劇中での蔦重と四五六の小気味良い掛け合いも楽しんでください。話もドンドン展開して行きますよ。おっと! 野暮な事を言って申し訳ねぇ、とにかく『四五六』を、ごひいきに」とコメントした。

 他に発表されたのは鶴屋(風間俊介)や西村屋(西村まさ彦)と並ぶ地本問屋たちを演じるキャスト4人。岩戸屋源八を中井、村田屋治郎兵衛を松田洋治、奥村屋源六を関智一、松村屋弥兵衛を高木渉が演じる。

 中井は「地本問屋の1人、岩戸屋を演じさせていただくことになりました。初のドラマ出演がまさかの大河! まったく人生何が起こるか分かりません。緊張もしますし、恐縮もするんですが、せっかくの経験ですので思い切ってやるしかないですね。地本問屋にもいろいろな考えや立場の人がいます。蔦重のやり方を受け付けない人、認めつつも大っぴらには賛同できない人。岩戸屋がどんな思いで蔦重に接していくのか、そもそも今後出てくるのか、私自身も楽しみにしております」とコメントした。

 松田は「江戸市中の地本問屋・村田屋治郎兵衛を演じます。蔦重をベンチャーとするなら『既得権益者』といったところでしょうか。溢れるようなエネルギーで迫ってくる蔦重と敵対し、何とか抑え込もうと必死です。しかし、蔦重登場以降の村田屋本の充実ぶりをみると、そのおかげで優れた本が作れたのかもしれません。そのように演じられれば、と思っています。思えば大河ドラマでは初めての町人役です。初めての『草燃える』(1979年)以来、武士とか貴族どころか天皇(!)など、今回は身軽に演じさせていただいております」とコメントした。

 関は「このたび、大河ドラマ『べらぼう』で地本問屋の奥村屋を演じることになりました、関智一です。大河ドラマに出演させていただくのは2度目ですが、まだまだ緊張の日々。しかし地本問屋のお仲間には、松田さん、高木さん、中井さんという、心強い共演者が居られます。助けていただきながら、奥村屋さんを精いっぱい演じてまいります。斯く言う私も下町育ちですので、江戸っ子魂で頑張ります」と抱負を述べた。

 高木は「鶴屋や西村屋、鱗形屋とならぶ江戸の地本問屋の1人、松村屋を演じさせていただきます。吉原から乗り出してきた蔦重の創意工夫に驚き、興味を引かれながらも、私たちも生きてゆくのに必死です。そんな江戸の地本問屋の姿をしっかり演じたいと思っております。寄り合いのシーンなど大人数での撮影も多いので、たくさんの共演者の皆さんに出会えるのもとても楽しみです」とコメントした。

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