「転売目的?」「酷い」ペットショップで盗難被害、店主が明かす犯行手口「変だなとは…」
ペットショップでの盗難被害を訴える店主の投稿が、ネット上で話題を呼んでいる。スタッフや他の客がいる中、白昼堂々持ち去られたのは、1匹1万9800円で販売されているヤモリの仲間。大胆な犯行の手口と対策の難しさについて、被害に遭った静岡・沼津市のエキゾチックアニマル専門ペットショップ「GENOM」の店主に話を聞いた。

1匹1万9800円で販売されているヤモリの仲間2匹を白昼堂々盗難
ペットショップでの盗難被害を訴える店主の投稿が、ネット上で話題を呼んでいる。スタッフや他の客がいる中、白昼堂々持ち去られたのは、1匹1万9800円で販売されているヤモリの仲間。大胆な犯行の手口と対策の難しさについて、被害に遭った静岡・沼津市のエキゾチックアニマル専門ペットショップ「GENOM」の店主に話を聞いた。
「ここに入っていた可愛い子達を持ち帰られた方へ 盗んだ生体を可愛がれるんですか? どんな気持ちでお世話するんですか?? 気に入って連れて行ったのなら、その子達を終生可愛がって下さい そして、アナタ達がした事は犯罪です カメラには映っています」
今月11日、ペットショップ店主が盗難被害についてつづった投稿。添えられた写真には、1万9800円の値札がつけられた空の飼育ケージが2つ収められている。店主によると、持ち去られたのはヒョウモントカゲモドキ、通称「レオパルドゲッコー」と呼ばれるヤモリの仲間で、赤い色が特徴の「インフェルノ」という血統個体2匹。被害額は合計で4万円近くに上る。
「店内カメラの映像では手元までは映っていないので、確証はないのですが、営業中、他のお客さんの対応をしている間に持ち去られてしまいました。接客中にこちらの様子をチラチラ見てきたり、何やら物色している様子があったので、変だなとは思っていたのですが……」
その後、挙動の不審な客がいたケージのあたりを確認、空になったケージを発見したという。以前から年に数回程度は盗難被害があるといい、同店では店内カメラの他、閉店後に作動する警備会社の通報システムなど、さまざまな対策を講じている。しかし、被害を完全になくすことは難しいのが実情だという。
「警察に相談するべきという声も多いですが、警察はほとんど相手にしてくれません。泣き寝入りは嫌なので、自分で防犯対策を強化するしかない。ケースに鍵をつけるのもひとつですが、そうすると生体の様子が見えづらくなってしまう。盗難に限らず、ケースを勝手に開けてしまう人は多いです。ふれあい目的の店じゃないのに、お子さんが勝手に開けて逃がしてしまうようなこともよくあります。買うなら買って、買わないのであれば開けないでほしい」
一連の投稿は1600件を超えるリポスト、4800件の“いいね”を集めるなど話題に。「お迎えするお金すらない人がしっかり飼育できるとは思えません」「2万円も払えないのに生き物の飼育ができるのか」「物のように扱われる生体が可哀想」「酷いですね…。同じ生き物好きとは思えない…」「生き物の命をなんだと思ってるのか」といった批判の他、「え……転売目的? ひどすぎる…」「盗んだ子達をどんな気持ちで育てるんや 売るのか 最低」など、転売目的を疑う声も寄せられている。
