ボカロPバルーン「不思議でうれしい」…企画アルバムに東京スカパラと高畑充希が参加

須田景凪として活動し、セルフカバーと合わせてYouTube総再生回数が1.5億回を超える代表曲『シャルル』を生み出したボカロPバルーンの企画アルバム『Fall Apart』(4月16日リリース)に、東京スカパラダイスオーケストラとボーカリストとして俳優・高畑充希が参加することが11日、発表された。

須田景凪ことバルーン
須田景凪ことバルーン

4・16リリース『Fall Apart』

 須田景凪として活動し、セルフカバーと合わせてYouTube総再生回数が1.5億回を超える代表曲『シャルル』を生み出したボカロPバルーンの企画アルバム『Fall Apart』(4月16日リリース)に、東京スカパラダイスオーケストラとボーカリストとして俳優・高畑充希が参加することが11日、発表された。

 同作は、バルーンによる既存楽曲をバルーン自身がリスペクトするアーティストたちによってカバーされた5曲と、バルーンの新曲『WOLF』を含む全6曲収録予定の作品。これまで参加アーティストはヒトリエ、なとりが発表されており、今回、東京スカパラダイスオーケストラと高畑の参加が発表され、2017年にリリースされたバルーンの代表作『雨とペトラ』をアレンジカバーすることが決定した。なお、同曲は12日午前0時、『Fall Apart』のリリースに先駆けて先行配信される。

 なお、須田としては、4月19日に東京・日比谷公園大音楽堂にてワンマンライブ『須田景凪 LIVE 2025 “花霞”』を開催することが決定している。

バルーン / 須田景凪「東京スカパラダイスオーケストラの皆さんも、高畑充希さんも、気付けば日常の中で当たり前のように耳にしていました。特別に意識せずとも音楽を聴くたびに、自分の中にずっとあったんだと思い知らされるような存在です。そんな彼らに自分の曲を託したらどんな響きに生まれ変わるだろう?と気になり『雨とペトラ』という曲を託しました。レコーディングでは、みなさんが細かいニュアンスを何度も何度も調整しようと試行錯誤してくれていたのが印象的でした。完成した音源を聴いた時、より晴れやかに、そして、よりはかない響きになったと感じました。自分の曲が、ずっと聴いてきた音楽と重なり合う感覚がとても不思議でうれしいです。ぜひ、多くの方に届いてくれたらと思います」

谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)「今回は『雨とペトラ』を力いっぱい生演奏に変換して実演させていただきました。須田さんとお会いした時に『「雨とペトラ」の音像はスカパラと近しいものを感じます』とお伝えしました。スカパラとしては、楽曲のムードに共感を感じながら、滞りなく仕上げることができました。切ない現状の中でもしっかりと抗って、哀しい景色の中で瞬く美しささえ、横目で捉えているように感じる素晴らしい歌詞の曲だと思います。そんな素敵なメッセージ性のあふれる歌詞を高畑充希さんが、完全無欠な歌唱で表現してくださったことは感謝に堪えません。リハーサルの間もレコーディング中も幸せ満載でした。今回、スカパラとの共演を快諾してくださった高畑さんに感謝の気持ちでいっぱいです」

高畑充希「『曲をカバーさせていただく』というのは、いつもと少し違うソワソワとした緊張があります。心配でいっぱいの私を、東京スカパラダイスオーケストラの皆さんはニコニコ笑顔で迎えてくださり、レコーディングへと導いてくれました。ヘッドホンから聴こえてくるスカパラさんの音楽は、まさに音を楽しむ素晴らしさを教えてくれていて、こわばっていた私の身体も自然とウキウキ浮かれてしまいました。バルーンさんのモダンで心を刺すような『雨とペトラ』は、少し懐かしい香りをまとった『雨とペトラ』になったように思います。こんな素敵な経験をさせてくださった須田さん、スカパラさん、ありがとう!!」

次のページへ (2/2) 【写真】バルーン企画アルバムに参加する東京スカパラと高畑充希
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