RADWIMPS、朝ドラ『あんぱん』主題歌担当 新曲『賜物』に決定…今田美桜「世界観にぴったり」

俳優の今田美桜がヒロインを演じる3月31日放送開始のNHK連続テレビ小説『あんぱん』(月~土曜午前8時)の主題歌が、ロックバンド・RADWIMPSの新曲『賜物』に決定したことが10日、発表された。

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3月31日放送開始 やなせたかしさん夫婦がモデル

 俳優の今田美桜がヒロインを演じる3月31日放送開始のNHK連続テレビ小説『あんぱん』(月~土曜午前8時)の主題歌が、ロックバンド・RADWIMPSの新曲『賜物』に決定したことが10日、発表された。

 同作は『アンパンマン』を生み出したやなせたかしさんと小松暢さんの夫婦をモデルにしながら、波瀾(はらん)万丈の物語として大胆に再構成し、フィクションとして描く。何者でもなかった2人が荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語。ヒロインの朝田のぶを今田が演じ、夫の柳井嵩を北村匠海が演じる。

 このたび、今年メジャーデビュー20周年イヤーを迎えるRADWIMPSの新曲『賜物』が『あんぱん』の主題歌に決定。RADWIMPSの野田洋次郎は、「この度『あんぱん』で主題歌を担当させていただきます。昨年春にオファーをいただいてから、手紙のように少しずつ届く脚本を読ませてもらいながら曲を育てていきました」と制作過程について明かした。

 その上で、「読み進めるうちにのぶ、嵩、登場するそれぞれの人物が愛しくなり、時にどうしようもなく苦しくなり。彼らのことが好きになればなるほどどんな曲がふさわしいのか迷子になったりもしました。『朝、出たくない布団から這い出す力が湧くような“効き目”があること』『のぶに負けぬ瑞々しい生命力を持った曲であること』『挑戦と冒険をすること』を主眼に作りました。半年間、『あんぱん』と共に旅ができることを嬉しく光栄に思います。よろしくお願いします!」と呼びかけた。

 また、主演の今田は「RADWIMPSさんの奏でる音楽と一緒に、のぶの人生を歩んでいけること、本当にうれしいです!」と喜びとともに、「『あんぱん』の物語が主題歌を通して、より視聴者の皆さんの心にしみわたると思います。初めて曲を聴いたときは、私がイメージする“朝ドラ”の主題歌とは少し違った印象を抱きましたが、聴けば聴くほど『あんぱん』の世界観にぴったりだと感じました」と感想も語った。

 今田は続けて「『あんぱん』の登場人物は、それぞれ悩みを抱えながら生きています。でも、悩みがあるからこそ喜びもあることに気づきますよね。そんな喜びの感情やのぶの成長に、主題歌の歌詞やリズムが強く結びついている気がします。皆さんの毎朝を少しでも彩ることができたらうれしいです」と意気込みもコメント。

 制作統括・倉崎憲チーフ・プロデューサーは「やなせ夫妻をモデルにした“朝ドラ”を描くにあたり、人生は決して喜びだけでなく誰にでも哀しさや愁いもあって、それを深く体現してくれるアーティストはRADWIMPSさんだとオファーさせていただきました。NHKの18祭の『正解』もそうですが、RADWIMPSさんの音楽には『生きるとは』を自身に問いかけられるような歌詞、曲が多く、『なんのために生まれて、なにをして生きるのか』をテーマの一つとしても描く『あんぱん』において、彼らと共にとことん挑戦・冒険してみたいという想いになりました」と経緯を説明。

 そして、「初めてお会いした時に、『今までの“朝ドラ”の主題歌のイメージに縛られず、自由に作ってください。生命力だったり生きる喜びが湧いてくるような曲を』とお伝えしました。一年近く対話を積み重ね『賜物』にたどり着きました。曲のなかでいろんな表情があり、可能性が無限に広がっていくような、まるでのぶと嵩の波乱万丈の人生のようです。毎朝この『賜物』を皆さんにお届けできること、とても心躍ります」と期待を寄せた。

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