八乙女光&伊野尾慧がNHK戦争特番に出演 「責任を感じ始めた」「僕たちが語り継ぐ」
NHKは13日、戦時中の暮らしのエピソードをアニメで届ける特集番組「#あちこちのすずさん~教えてください あなたの戦争~」(午後10時~)を放送する。そして、本放送に「Hey! Say! JUMP」の八乙女光と伊野尾慧が出演することが分かった。
13日に戦争特集番組を放送、「この世界の片隅に」すずの家をバーチャルセットで再現
NHKは13日、戦時中の暮らしのエピソードをアニメで届ける特集番組「#あちこちのすずさん~教えてください あなたの戦争~」(午後10時~)を放送する。そして、本放送に「Hey! Say! JUMP」の八乙女光と伊野尾慧が出演することが分かった。
2016年の大ヒット映画「この世界の片隅に」(片渕須直監督)の主人公・すずのような人たちを探して投稿してもらい、「#(ハッシュタグ)」でつなげようというキャンペーン「#(ハッシュタグ)あちこちのすずさん」。
本放送では、若い世代に戦争のことを少しでも知ってもらおうと、寄せられた戦時中の暮らしのエピソードをアニメで届ける。そして今回、若者に人気のラジオ番組「らじらー!」(NHKラジオ第1)でMCを務める八乙女と伊野尾が、当時、女学生や20代の男性がどんな生活を送っていたのかを取材する。
また、スタジオでは2人が10代~20代の参加者30人とオンラインでつながり、参加者がエピソードを通してどんなことを感じ、考えたかを紹介。そして2人がエピソードをどう受け止めたかを副音声で届ける。
さらに、映画「この世界の片隅に」の主人公・すずの家を、片渕監督たちが映画制作時に作った美術デザインを元にバーチャルセットで再現。バーチャル「すずさん家」の軒先や居間で、片渕監督と千原ジュニア、近江友里恵アナウンサー、そして「Hey! Say! JUMP」の2人が、「お弁当の思い出」「空襲の下での青春」など、戦後75年目の今と同じように“懸命に生きていた当時の人々”について語り合う。
八乙女は「戦争=暗くなる、というだけではなく、オンラインチャットで若い人たちの声を交えながら、ということもあって、『もっと知りたい』と思える番組になったのではないかと思います」とコメント。「僕や伊野尾くんによる現地に赴いての調査ロケは、戦後75年という今だからこそギリギリ実現できたのではないかと思うので、是非注目して見ていただければと思います」と話した。
伊野尾は「戦争について、話を聞いたり、それで学びがあればと思っている人も多いと思うけど、これからは聞くだけでなくて、僕たちが語り継がねばならないのではないかと、責任を感じ始めました。僕らは幸いこの仕事をしていて伝えるという土俵があるけど、みなさんもぜひ、おじいさん、おばあさん、ひいおじいさん、ひいおばあさんに聞いて、聞くだけで終わらず伝えていってほしいと感じました」と語った。