66歳・山川豊、脊髄のがんが治ったと明かす「とても順調です」…ステージ4の肺がん告知から1年
演歌歌手・鳥羽一郎(72、本名・木村嘉平=よしひら)の家族による「木村家ファミリーコンサート」が7日、東京・日本橋三井ホールで開催された。鳥羽の実弟で昨年初めにがんを公表した山川豊(66、本名・木村春次)は、転移していた脊髄のがんが治ったことを明らかにした。4人の歌声に会場は盛り上がった。
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兄の鳥羽一郎らと「木村家ファミリーコンサート」
演歌歌手・鳥羽一郎(72、本名・木村嘉平=よしひら)の家族による「木村家ファミリーコンサート」が7日、東京・日本橋三井ホールで開催された。鳥羽の実弟で昨年初めにがんを公表した山川豊(66、本名・木村春次)は、転移していた脊髄のがんが治ったことを明らかにした。4人の歌声に会場は盛り上がった。(取材・文=笹森文彦)
鳥羽を筆頭に、山川、鳥羽の長男でシンガー・ソングライターの木村竜蔵(36)、鳥羽の次男の演歌歌手・木村徹二(33)が勢ぞろいした。それぞれのファンら700人近い観客が詰めかけた。これまで、他の歌手を交えての共演はあったが、4人だけでのコンサートは初めて。竜蔵は「文化祭のような気持ちです」と話した。
『兄弟船』(鳥羽)、『アメリカ橋』(山川)などのヒット曲の数々はもちろん、『雪唄』(徹二)、『兄貴』(山川)、『朋輩よ』(鳥羽)とそれぞれの新曲を披露した。そして、最後は鳥羽と山川の初デュエット曲で、竜蔵が作詞作曲した『俺たちの子守唄』を4人で熱唱。CDのジャケットが、日本テレビ系連続ドラマ『あぶない刑事』(主演・舘ひろし、柴田恭兵)を思わせるサングラスをした写真だったことから、4人だけでなく、7人編成のバンドもサングラスをかけて演奏し、会場を盛り上げた。
山川は昨年初め、「ステージ4」の肺がんと診断されたことを公表した。頭と脊髄にも転移していたことで、投薬治療と月に1回病院で検査を続けている。だが、山川は開演前の取材会で脊髄に転移していたがんが消えたことを報告した。
「とても順調です。歌を歌っていると、いいですね。肺がんの方はまだありますが、大きくならず現状維持です。それが大事なんです」
まだ、副作用はあるというが、山川は「息子(マネジャー)に『どんどん仕事を入れろ』って言っています」と前向きな姿勢を強調した。竜蔵は叔父の山川の最近について「最初、がんと聞いた時にはびっくりしたけど、一緒に仕事をして、とても精力的になっているのを感じます」。徹二は「なんか大丈夫な気がします。もちろん薬もありますが、内面(心)から直せる人だと思います」。鳥羽は「元気にまたみんなで集まって歌いたいね」と話していた。
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