バッテリィズ・エース、父登場で涙 明かされた“素顔”と亡き母への思い「一番、見せたかった」

昨年の『M-1グランプリ』で2位となったバッテリィズが4日、ABCテレビ系バラエティー番組『相席食堂』(火曜午後11時10分)に出演。優勝した令和ロマン、ダイタクを除くファイナリスト8組で競う『街ブラ-1グランプリ』に参加した。2人はエースの地元、大阪・西成でロケを敢行。後半にはエースの父親がバイクで登場し、涙の展開になった。

バッテリィズのエース(左)と寺家【写真:ENCOUNT編集部】
バッテリィズのエース(左)と寺家【写真:ENCOUNT編集部】

エースの父・光則さん登場に大悟「全然、寺家より華がある」

 昨年の『M-1グランプリ』で2位となったバッテリィズが4日、ABCテレビ系バラエティー番組『相席食堂』(火曜午後11時10分)に出演。優勝した令和ロマン、ダイタクを除くファイナリスト8組で競う『街ブラ-1グランプリ』に参加した。2人はエースの地元、大阪・西成でロケを敢行。後半にはエースの父親がバイクで登場し、涙の展開になった。

“本家”さながらに、笑神籤(えみくじ)ならぬ“ロ神籤(ロケのおみくじ=ろみくじ)”を千鳥が引いてVTR順を決定。ママタルトに続いてバッテリィズとなった。

 真冬にランニングシャツ、短パンに麦わら帽子で『ONE PIECE』のルフィを意識し気合満々のエース。なじみの店でたこ焼きを食べながら激励される中、千鳥は地味に映る相方・寺家に目を光らせてつっこんだ。

 草野球の試合中のブルペンでコンビを結成した2人。6歳から野球を始めたエースは中学卒業まで父・角光則さん(58)に毎朝、厳しく鍛え上げられたという思い出の公園で父と待ち合わせた。さっそうとバイクで現れた相方の父親に、寺家は「連れか?」と確認。初対面の光則さんから「初めてやね」とあいさつされ、「はじめまして」と頭を下げた。

「生バッテリィズ」と喜ぶ光則さんの若々しさを見て、「これはエースのお父さんをイメージした役者さんにお願いして連れてきてる?」と話した。大悟は「全然、寺家より華がある」と言い、ノブも「寺家より若い」とコメント。大悟は「寺家よりもうファンも多い」と言いたい放題だった。

 3人きょうだいの次男で妹がいるエースについて、光則さんは「一番、母親に心配かけるヤツで、でも一番、母親に対して優しい。母親はいつもコイツを気にかけて。でも、反抗(期)はなかったな。長男もコイツも。反抗したらノックの嵐やからな」と振り返った。雨でグラウンド状態が悪い中、エースは父の“特訓”について「マジで(金)網を背にさせられて、どこも逃げられない状態です。守っても、左右とかも…」と口にしながら、ぬかるみにダイブした。寺家も続き、2人でエアー守備やベースランニングでのスライディングで泥だらけになりながら千鳥にアピールした。

 その後、鉄板焼き店で3人で乾杯した。M-1決勝は全組のネタを視聴したという光則さんが「(ファーストステージで)令和ロマンっていうのを抜いた時に、もう自慢というか、初めて俺“すごい”っていう言葉使ったな」と息子をたたえ、エースは「あんまほめないです」と父について語った。

エースの父・光則さん「俺より先に死なへんかったら親孝行やん」

 エースが「(母と)一緒に見とったん?」と聞くと、光則さんは「写真は立てとったけど」と返し、「妻はもう亡くなってな。2年前に。一番(活躍を)喜んでるやろな」と続けた。エースも「一番、見せたかったな、正直」と思いを吐露。光則さんは「自分が一番跳ねて、飛び上がってると思うで。僕より。売れるか売れへんか分からへん間は、妻がコイツに一番目かけて、ホンマにうれしいと思うね。ちょっとは食べれるお金をもらえるようになってるからな」と言うとメガネを外して涙をふいた。

 寺家は「今もし生きてたら、いろんなもん買ってあげたりできてたっていうのもありますもんね」と気遣った。光則さんが「買ってもらうより、行ってたよな。抱きつきに行ってる。なあ。ほんま見せたかったな」と声をかけると、こらえきれなくなったエースは小さくうなずくとタオルで目元をぬぐった。

 父は「俺より先に死なへんかったら親孝行やん。ホンマに俺より先に死なんといてほしい誰にもな。家族は」と言い、「これからは自分の人生、自分のためにやってええけど、ちょっとだけ幸せくれたらそれでええかな」と温かい言葉を送った。さらに、2人に「簡単にこなしていかんように、1つひとつお客さんを笑かすという気持ちでやってほしい。それだけ」と助言し、「ええスタート切ったなと思う。ありがとう。ほんまにありがとう。体に気いつけて」と感謝し激励した。

 寺家は「もちろん。たくさん喜んでもらえるように頑張ります」と約束し、エースは「笑かすで!」と一言、宣言した。大悟が「良すぎたね。いろいろと」と言うと、ノブも「バッテリィズって人間味なんやな」としみじみと話した。大悟はエースの飾らない人間性を評価し、2人の合計点はエバースを加えた初回の3組でトップの188点(大悟98点、ノブ90点)だった。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください