Da-iCE大野雄大が弟の過去の難病告白 医療従事者に感謝「母のこともケアしていただいた」

5人組ダンス&ボーカルグループ・Da-iCEの大野雄大と花村想太が5日、東京都立小児総合医療センターで行われた小児がん治療支援チャリティーライブ「LIVE EMPOWER CHILDREN 2025 LIVE TOUR IN HOSPITAL」に出演。最終公演を前に行われた囲み取材で本イベントへの思いを語り、膝の手術を報告したメンバー・工藤大輝についても言及した。

イベントに登場したDa-iCEの花村想太(左)と大野雄大【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登場したDa-iCEの花村想太(左)と大野雄大【写真:ENCOUNT編集部】

小児がん治療支援チャリティーライブに出演

 5人組ダンス&ボーカルグループ・Da-iCEの大野雄大と花村想太が5日、東京都立小児総合医療センターで行われた小児がん治療支援チャリティーライブ「LIVE EMPOWER CHILDREN 2025 LIVE TOUR IN HOSPITAL」に出演。最終公演を前に行われた囲み取材で本イベントへの思いを語り、膝の手術を報告したメンバー・工藤大輝についても言及した。

 毎年、本イベントに参加している花村は、病院を訪問する形のライブとなり、「近い距離で子どもたち、医療従事者の方に音楽を届けられるので、いつも以上に身が引き締まる思いです。しっかりとみなさんに笑顔を届けられるように歌いたいです」と意気込み。大野も「病気と戦っている子どもたちに、元気や勇気を届けられたらいいなと思っています。一生懸命歌わせていただきます」と語った。

医療従事者への思いを聞かれると、花村が「今も母が看護師として働いていて、ここ数年、特に大変だと言っていたので、少しでも自分たちが音楽で届けられるものがあればいいなとよりしみて感じる数年です」とコメント。大野は「小学校の頃に弟が難病になった時、病院生活を送っていました。その時に僕の親が毎日泣いていた記憶がある」と告白し、「弟自体もそうですし、母のことも病院の方がケアしていただいた記憶が鮮明に残っています。今日ここで歌えることを感謝しています」と思いを伝えた。

 4日にDa-iCEの公式HPでは、リーダーの工藤が関節鏡視下半月板縫合術の手術を行い、退院したことを発表。今後の活動については、「フルライブパフォーマンスに復帰するまでおおよそ6ヶ月の見込みとなりますが、医師のご指導の下、リハビリを実施しながら可能な範囲で活動は継続して参ります。『Da-iCE a-i contact TOUR 2025』へも回復状況に応じた形で予定通り出演をいたします」とアナウンスされた。

 工藤への思いを聞かれた花村は、「彼とLINEをしていて、元気にやっているそうです」と説明。大野が「肘は大事だからね」と話し出したが、花村は「膝ですけどね」と鋭いツッコミを入れた。

 会見場が笑いに包まれると、大野は「大輝ってそれくらい明るいじゃん。心配されるよりはうれしいのかなと思って」と弁明。花村は改めて工藤の近況について、「最初の2日間くらいは本当に落ち込んでいたようなのですが、松葉杖をついた瞬間に『オレは無敵だ!』と言っていた。それくらいみんな若い脳で戦っています」と明かした。

「LIVE EMPOWER CHILDREN」は、これまで5回にわたって小児がんの子どもたちへの支援に賛同するアーティストたちが一堂に集まり、音楽を通じて子どもたちとその家族に「生きる力」を届けるべく開催。今年は、よりダイレクトに闘病中の子どもたちのもとに笑顔を届けるために、アーティストたちが直接病院を訪問してライブを実施する新たな取り組みとなった。

 最終公演には、支援に賛同する大原櫻子、TRFのDJ KOO、司会のキャイ~ン・天野ひろゆき、ニッポン放送アナウンサーの熊谷実帆も出演。大野&花村が日本レコード大賞優秀作品賞を受賞した『I wonder』と『CITRUS』、大原が『明日も』『おどるポンポコリン』『櫻』、DJ KOOによるDJプレイなどが披露された。

次のページへ (2/2) 【写真】チャリティーライブ囲み取材の様子
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