韓国人俳優のチョン・へインが、19日放送のテレビ朝日系『徹子の部屋』（月～金曜午後1時）に出演することが5日、発表された。日本のトーク番組へは初出演となる。

　タレントの黒柳徹子が司会を務め、今年、放送50年目に突入する『徹子の部屋』。19日の放送に、韓国を代表する人気俳優、チョン・へインが登場する。収録当日、エレガントなブラックスーツに身を包んでスタジオに現れたへイン。緊張の面持ちを浮かべながら、「初めまして。がんばりますので応援よろしくお願いします」と日本語であいさつし、黒柳が「あなたの日本語、ステキだと思います」と温かく迎えるところから収録がスタートした。

　へインは2014年、26歳のときに本格的に俳優デビュー。18年のドラマ『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』が社会的大ヒットをとげ、“国民的年下彼氏”の愛称で人気を集めた。現在は幅広い役柄に挑んでおり、昨年は“青龍映画賞”でチョン・ジョンウォン人気スター賞と助演男優賞の2冠を達成。また、日本では昨年10月、4回目となるファンミーティングを開催し、チケットは即完売となった。

　まずは、大盛況だったファンミーティングの映像を紹介。日本に来ると必ず訪れる店など、日本の印象について聞いた。そして今回は人気スター・ヘインの意外な素顔に迫るのが大きな見どころ。幼少期の写真を紹介しながら、「幼いころは通りを駆け回るようなわんぱくな子どもでした」などと子ども時代を振り返るほか、とても仲が良いという家族にまつわるエピソードや俳優の道を選んだ転機について語る。

　実は収録前、俳優の大先輩でもある黒柳に「健康維持や長く俳優業を続ける秘けつを聞いてみたい」と話していたへイン。黒柳から撮影現場で役立つアドバイスをもらい、真剣に耳を傾けた。

　また、肉体美を保つ秘けつや今、興味を持っていることについても告白。さらには最近、日本のファンに教えてもらったという日本語を明かして黒柳を笑わせるが、気に入ってあいさつにも取り入れているという。

　最後は、『徹子の部屋』出演の感想を聞かれ、「とても緊張してドキドキしていましたが、徹子さんがリラックスさせてくださったおかげですぐに緊張もほぐれました。日本でこんなに偉大なトークショーに参加する機会を与えてくださったことに本当に感謝しています」などと語ったほか、日本のファンに向けて愛のこもったメッセージも呼びかけた。

　どんな質問にも誠実かつ爽やかに答えるへインに、黒柳は「本当にあなた、なんてお行儀のよい方なんでしょう！」とすっかり感心。称賛の言葉を受けて、ヘインはひたすら恐縮していた。