俳優・岸野佑香さん、大腸がんのため死去 81歳 『裸の大将放浪記』『黒部の太陽』など出演
俳優の岸野佑香さんが1月3日、大腸がんのため世田谷区内のホスピスで逝去したことが4日、公式サイトで発表された。81歳だった。

「葬儀は家族葬にて1月10日に執り行われました」と報告
俳優の岸野佑香さんが1月3日、大腸がんのため世田谷区内のホスピスで逝去したことが4日、公式サイトで発表された。81歳だった。
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「劇団民藝演技部所属の俳優・岸野佑香(きしの・ゆか、本名:高橋小百合(たかはし・さゆり))が、去る2025年1月3日午前6時頃、大腸がんのため世田谷区内のホスピスで逝去しました。81歳でした」と報告。
続けて、「生前のご厚誼を深謝し、謹んでお知らせいたします。葬儀は家族葬にて1月10日に執り行われました。喪主は妹さん(氏名非公表)。誠に勝手ながら、御香典、御供花の儀は辞退申し上げます」と呼びかけた。
岸野さんは、1943年10月18日生まれ。東京都出身。文学座附属研究所を経て、63年に劇団民藝俳優教室に入る。初舞台は同年の大橋喜一作『消えた人』女たち。主な出演作は『セールスマンの死』レッタ(66)、『イルクーツク物語』産院の保母(68)、『リリオム』マリ(76)、『日の出』劉嬢(81)、『朝をみることなく』オモニ・コロス(82)など多数。
民藝以外の舞台では『のり平の天一坊』『イエルマ』『裸の大将放浪記』『華やぎの糸』、映画では『絶唱』(66)『黒部の太陽』(68)などに出演。平安朝日本語復元の試み『源氏物語』の朗読を2014年から続けていた。
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【写真】俳優・岸野佑香さん
