WEST.の重岡大毅が3日、都内で行われた映画『35年目のラブレター』（3月7日公開）のお披露目試写会に落語家の笑福亭鶴瓶、原田知世らとともに出席した。

　戦時中に生まれ、十分な教育を受けることができず読み書きができないまま大人になった西畑保が、自分を支え続けてくれた最愛の妻・皎子（きょうこ）への感謝を手紙で伝えようと、夜間中学に通い始める……というストーリー。保を鶴瓶、皎子を原田が演じており、若かりし頃の西畑夫妻を重岡と上白石萌音が演じている。

　本作で鶴瓶の若かりし頃を演じた重岡は、「映画を見た方に『似ている』って言われる。うれしさと複雑半々です」と苦笑する。鶴瓶は隣に立つ重岡を見て、「こんな顔ちゃうわ、俺」と同じく笑っていた。

　共演したお笑いコンビ・クワバタオハラのくわばたりえは、「上白石さんと原田さんが同一人物で、そのまま年を重ねたのかなっていうのが出ていて、すごいなって思った。重岡くんから師匠は……。始めは『いい加減にしてくれと』と。若い時、お目目パッチリ。何があったんだと思って（笑）」とイジりながらも、「映画を見たら分かるけど、あら不思議。（重岡と鶴瓶が同一人物役で）何も違和感がないんですよ。重岡くんに気に入られたいから言うのではなく、すごくお芝居が上手。若い頃の師匠の頑張りが余計に分かる」と太鼓判を押した。

　上白石とは約10年ぶりに共演したという重岡は、「お相手が上白石さんでよかった。すごく安心した」とニッコリ。上白石は「私は重岡さんを信頼している。尊敬する役者さんですのでご一緒できてうれしかった。私たちが将来、鶴瓶さんと原田さんになるというワクワクを抱きながら撮影しました」と振り返った。

　そのほか、安田顕、塚本連平監督も参加した。