メタリカ、北米ツアーをドライブイン形式で実施 コロナ禍で新たなライブの形に挑戦

米国で500万人以上の感染者と16万人以上の死者を記録している新型コロナウイルス。エンタメ界を直撃する中、米人気ロックバンド「メタリカ」が北米ツアーをドライブイン形式で行うことを発表した。

ドライブイン形式でツアーをすることを発表したメタリカ【写真:Getty Images】
ドライブイン形式でツアーをすることを発表したメタリカ【写真:Getty Images】

グラミー賞受賞8度を誇る世界的ロックバンドの「メタリカ」

 米国で500万人以上の感染者と16万人以上の死者を記録している新型コロナウイルス。エンタメ界を直撃する中、米人気ロックバンド「メタリカ」が北米ツアーをドライブイン形式で行うことを発表した。

 グラミー賞受賞8度を誇る世界的ロックバンド「メタリカ」は公式インスタグラムで、29日(日本時間30日)から異例のドライブイン形式のライブをスタートさせることを発表した。

 バンドはファンの乗車した車を前に実際に演奏するのではなく、ドライブインシアターのスクリーンに併せた特別なライブ映像を事前に撮影。ファンはライブ映像を車内から楽しむ形式となる。

 ドラマーのラーズ・ウルリッヒは「みんな知っていると思うけれど、オレたちは昨年9月のツアー以来、しばらく一緒にプレーしていない。しかし、今、(またライブができるように)状況は変わった」と声明を発表。新型コロナ禍で、ライブの様式も変わったことを受け入れている様子だ。

 北米のドライブインやアウトドアシアターを舞台に行われる人気バンドの入場券は115ドル(約1万1000円)。1車両につき、6人までという人数制限が設けられているが、ライブアルバムのダウンロードの特典付きだという。

 地元紙「USAトゥデー」によると、ドライブインシアターはアメリカ疾病予防管理センター(CDC)や米各州の保健局のガイドラインを遵守するライブ形式で、スタッフは全員マスクを着用。車両も6フィート(約182センチ)の間隔を取り、ソーシャルディスタンスを守る規則を導入している。

 米カントリー大物ガース・ブルックスも同様のライブを開催し、大成功させたことも話題になった。コロナ禍で注目のライブ形式になりそうだ。

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