元NHKのジャーナリスト・岩田明子氏が3日、関西テレビ『旬感LIVEとれたてっ!』（月～金曜午後1時50分）に出演。2014年2月の大雪の際に負ったけがについて振り返った。

　番組では今週予想される“10年に1度”の寒波を特集した。MCの青木源太アナウンサーから「インフラにも大きな影響が出る恐れがあります」と振られた岩田氏は「特に都心だと積雪1センチでもマヒしてしまうので、歩く人も要注意ですし、車のスタッドレス（タイヤ）は絶対必要ですし。あと（交通）ダイヤも乱れるでしょうから、時間に余裕をもたないといけませんよね」とコメント。青木アナが「（雪に）慣れてる地域はもちろんですけれども、普段慣れてない方が雪で滑ってなんてこともありますよね」と口にすると、岩田氏は「私もひどい目に遭いましたからね」と反応した。

　岩田氏は「2014年2月14日に大雪ありましたよね。あのとき、バレンタインデーの東京の赤坂の一ツ木通というところで。大雪が降って、雪（の中）を慎重に歩いて、雪のないところにたどりついた瞬間、顔面から転倒しまして」と11年前の悪夢に触れた。ハイヒール・リンゴが「ええっ」と驚きの声を上げる中、岩田氏は「手をつけなくて、前歯2本飛んだんですよ。鼻も折れましたし」と負傷の詳細を明かすと、青木アナ、リンゴが再び目を丸くした。

　岩田氏は「泣きながら起き上がったら、エレベーターに自分の歯のない顔が映っていて、本当に涙が出たんですけれども。他社の送別会に行くところだったんですけど、でも“ここまで来たんだから”と思って、歯のない状態で行ったら、他社からも悲鳴が上がっていました。“キャー”みたいな」と振り返った。

　リンゴが「お医者さん行ったの？」と聞くと、岩田氏は「そのまま行って。“こんなんじゃいけないから。（東京・新宿）歌舞伎町に朝までやってる歯医者があるから行きな“って言われて。タクシーないのに探して、歌舞伎町まで行って。朝までやってる歯医者さんで、ちょっとした仮歯を作ってもらって」と説明。「でも、その時の患者さんがみんな歯が割と欠けてる感じの方が。（自分と同様に）雪で転んだり、殴られてる方とかいろんな方がいらっしゃいました」と回想した。

　青木アナが「視聴者の皆さん、こういう風にならないように気をつけましょう」と呼びかけ。岩田氏も「十分、気をつけてください。大理石は滑りますから」と続いた。