中居正広氏は「しょうもないことで転げ落ちた」 大御所が木村拓哉と比較「あんな人生ある?」
タレントの上沼恵美子が3日、ABCラジオ『上沼恵美子のこころ晴天』(月曜正午)に出演。女性トラブル報道を受け、1月23日に芸能界からの引退を表明した元SMAPでタレントの中居正広氏について、盟友でライバルだった木村拓哉と比較して厳しい言葉を送った。
ABCラジオ『上沼恵美子のこころ晴天』
タレントの上沼恵美子が3日、ABCラジオ『上沼恵美子のこころ晴天』(月曜正午)に出演。女性トラブル報道を受け、1月23日に芸能界からの引退を表明した元SMAPでタレントの中居正広氏について、盟友でライバルだった木村拓哉と比較して厳しい言葉を送った。
2016年限りで解散から8年が経過したSMAPを知らない世代も出てきているという話を切り出した上沼は「びっくりするよ」と反応。特にグループ時代から主演ドラマでヒットを連発した木村について「あんな人生ある? 何をやってもあたったで。木村拓哉さんってすごくないですか?」と舌を巻いた。「私、『GOOD LUCK!!』が好きだったな。あっ、でも一番好きなのはやっぱり『HERO』」と声を弾ませた。
ここで上沼は「人生ってね、続くんよ。だから大変なのよ」と発言。今年70歳を迎える自身について、新曲への“色気”がまだあるとし、YouTubeがエネルギー源になっているとした。話が“脱線”した後、再び活躍を続ける木村の話になった。上沼は「どういうモチベーションかなって思うのよ。『HERO』のときはまだ若かったやろ。30(歳)ぐらいじゃないですか。ジャンバー着てた、あれから20年ぐらいたってるでしょう」と口にした。北村アナから現在も映画『グランメゾン・パリ』がヒット中と紹介された。
上沼は16年12月の『SMAP×SMAP』最終回のラストを初めてTikTokで見たと告白。『世界に一つだけの花』を歌い終えて一礼し、どんちょうが下りる演出に「ちょっと泣くよ」と印象を語り、「そこから1人になって、それぞれがっていうんだけど、その時の(人生)ドラマって分かんないよね。後のことは」と付け足した。
「SMAPという大看板」をおろした5人について『新しい地図』の3人に触れた後、「中居さんはああいうことになるじゃないですか。それも人生続いているから、そういうことになるわけですよ。スマスマのどんちょうで、あそこで終わってないから。そこからも人生はあるんですよ」とコメント。「映画とは違うとこ。“終わり”で終われへん、続きがあるから」と力説すると、「1等賞とった人のこれからって大変やねん。頂点に立って、その風景を見て来たわけや」と5人が感じるつらさを慮った。
上沼は「(普通は)落ちる以外ないやんか。木村拓哉さんなんか稀有なのよ。まだ頂上におるやん。これどういうこと」と仰天。「努力もある。バッシングされたこともあるやんか」と言うと、「木村拓哉さんって人格者かもわかれへんな。芸が上手、歌が上手、男前だけじゃない。家庭を作って子どもさん2人に恵まれて。それでも1等賞とってはるもん」と続けた。
「なんだかんだ言うて、中居さんは転げ落ちたやんか。ぶっちゃけ言わしていただくとね。しょうもないことで」と言い放つと、「私、思うんだ。歩くところ毛氈(せん)敷かれたら、人間は勘違いすんな。“あれ欲しい、これ欲しい”いうて、みんなが持ってきて。“ジュース”言うたら28種類ぐらいのジュースが並ぶ人生だったと思うんよ」と推察。「私、中居正広さんとご一緒したこともあるし、感じのいい方ですよ」といい、「びっくりしますよ。今度の報道でね」と信じられなかったとした。
「せやけどもアカンなと思うのは何でもかんでも用意してもらうのはあかん。女性がどうこうじゃなくて」と指摘。木村も同じ状況だったはずとし、断ったとしても「周囲が並べるの。調達するの。歩くところに毛氈敷くの」と断言。「そういうことをしても、“やっぱりきっちり自分の足で踏みしめてるんだな”ってことを実感してないと滑り落ちるってことを言うてるわけですよ」と熱弁。
上沼は「私、きょう最終回でもいいんです」と言うと、「中居さんにおいては女性はものじゃないのよって言いたいんです。なんかもののような扱いをしてるような気がする。時代錯誤、絶対ダメ。女の人をものって扱うのは昔からいかん。なんやねん、“上納”って、失礼な。何でも自分の言うとおりになるっていうね。甘いの食べたいって言ったら、イチゴショートからぜんざいまで全部並ぶ。それが男女関係にもあるような気がするの。分かりませんけど」と私見を披露した。
「私が『クギズケ!』で“何か忘れ物しはったんやね”っていうのはそこよ。自分で汗かいて、自分でつかみとるっていう。仕事では一流で日本一になったやんか」と言い、中居氏の演技を絶賛。そして「パフォーマンスで私たちを楽しませてくれた。司会も上手で、男前でさわやかで。自分でつかみ取ったやんか、仕事は」と訴えかけ、「なぜ女性も自分でつかみとれへんのかな」と残念がっていた。