スーパーのちりめんじゃこから異物が…「当たりだなコレ」 懐かしの“モンスター”にネット興奮

ごはんのおともに欠かせない、イワシの小魚などを加工して作るちりめんじゃこには、他の生物が混入してしまうこともしばしばある。ひと昔前には「チリメンモンスター(チリモン)」の愛称で、探察や種の同定がちょっとしたブームとなったことも……。スーパーで購入したちりめんじゃこに虫が入っていたという投稿が、ネット上で話題を呼んでいる。投稿者(@nekohisashi919)に詳しい話を聞いた。

虫が混入していたと話題のちりめんじゃこ【写真:@nekohisashi919さん提供】
虫が混入していたと話題のちりめんじゃこ【写真:@nekohisashi919さん提供】

「チリメンモンスター」の愛称で、探察や種の同定がブームとなったことも

 ごはんのおともに欠かせない、イワシの小魚などを加工して作るちりめんじゃこには、他の生物が混入してしまうこともしばしばある。ひと昔前には「チリメンモンスター(チリモン)」の愛称で、探察や種の同定がちょっとしたブームとなったことも……。スーパーで購入したちりめんじゃこに虫が入っていたという投稿が、ネット上で話題を呼んでいる。投稿者(@nekohisashi919)に詳しい話を聞いた。

「わあっ!! 虫が入ってるっ!!(歓喜)」

 先月30日、SNS上に投稿された写真には、スーパーのトレーに入って売られていたちりめんじゃこと、その中から出てきた芋虫のような生物の様子が収められている。投稿には他にもさまざまな生物が混入した写真が並んでおり、投稿者は「当たりだなコレ」「まだこんなにいる!!」と興奮気味につづっている。

 一連の投稿には、「めっちゃ混ざってる こんなん売ってるんですね!」「これ入ってたら私泣いちゃう(泣)」「コレに入ってる異物は大抵大当たり」「縁起物やないかい」「50%チリモンくらいのちりめんじゃこ通販してくれたら絶対買うのに」「意外と色々入ってるほうが味が良い…」「当たりが入ってると嬉しい タコは大当たり」「一回だけタツノオトシゴに遭遇して大歓喜した」「哀しいかな最近はクレーム対策として、抜かれるようになってしまいかなりのレアモンスターになってしまいました…」「知らない人がクレームを入れるからこういうのなくなっていくんですよね、残念です」など、さまざまな声が寄せられている。

 ニョロニョロした生き物を探すのが好きという投稿者。写真にある芋虫のような生物は、魚の口内や体表面に寄生する「ウオノエ(魚の餌)」という寄生虫の一種だといい、「これは妻が自分や息子を喜ばせる為に狙って買ってきています」「この混じりっけの多いちりめんが並ぶのを見かけるのは『地元のスーパー感のあるお店』という印象です。よくある超大型チェーン店とかで見かけた事はありません」と、続く投稿で発見の経緯について説明している。

「(ウオノエは)虫ではなくエビやカニに近い仲間で、混入していても何ら不思議ではありません。昔はいろいろな生き物が混ざっていましたが、最近はあまり見かけなくなったので、皆に見てもらおうと思い投稿しました」と投稿者。一連の反響については「懐かしむ声や楽しそうといった良い反応が見られたのと、ウオノエをいろいろな人に知ってもらうきっかけになり良かったと思います。ごく一部の人からはマイナスな意見や感想も出ていましたが、見た目から苦手な人もいるのでそれは仕方ないと思います」と話している。

次のページへ (2/2) 【写真】ちりめんじゃこから発見された寄生虫
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