【豊臣兄弟!】宮崎あおい、『篤姫』以来18年ぶり大河でお市に “兄・信長”小栗旬と24年ぶりドラマ共演

俳優の宮崎あおいが、2026年放送のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』にお市役で出演することが3日、分かった。大河ドラマへの出演は主演を務めた08年放送の『篤姫』以来、18年ぶり3作目となる。

宮崎あおい
宮崎あおい

豊臣兄弟と対をなす「織田兄妹」として描く

 俳優の宮崎あおいが、2026年放送のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』にお市役で出演することが3日、分かった。大河ドラマへの出演は主演を務めた08年放送の『篤姫』以来、18年ぶり3作目となる。

 本作は強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡、夢と希望の下克上サクセスストーリー。仲野太賀が主人公・豊臣秀長を、池松壮亮が秀長の兄で天下人となる秀吉を演じ、脚本は八津弘幸氏が務める。

 宮崎が演じるのは織田信長(小栗旬)の妹・お市。今作では信長・お市のきょうだいを、豊臣兄弟と対をなす「織田兄妹」として描く。乱世に翻弄(ほんろう)され、悲劇的な一生を送るが、兄・信長と織田家のため波乱万丈な生涯を毅然として生き抜いた戦国ヒロインのひとり。信長と同盟を結ぶ近江の浅井長政に嫁ぎ、茶々・初・江の3姉妹を生み育てるが、のちに兄と夫が対立することになる。

 宮崎のコメントは以下の通り。

――今回、お市役のオファーを受けたときの率直なお気持ちを教えてください。

「大河ドラマ『豊臣兄弟!』が仲野太賀さんを中心として制作されると目にした時、“とても素敵な大河ドラマになるだろうな”と思っていました。そんな気持ちで眺めていた作品に自分も参加させていただけるとは……しかもお市の方を演じさせていただけること、とても光栄です。信頼するスタッフの方がたくさんいる現場で、良い作品をお届けできるよう全力で向き合いたいと思っています」

――お市という人物に、どのような印象をお持ちでしょうか。また、台本をお読みになって、『豊臣兄弟!』におけるお市像をどう感じたか、どのように演じたいと思われたかなどがあれば、教えてください。

「さまざまな作品でお市の方は描かれてきましたが、この『豊臣兄弟!』の中でどのようなお市を演じられるか、私自身まだ想像が追いついていないというのが正直なところです。これから、衣装などが決まり脚本が出来上がってくる中で共演者の皆さんとセリフを交わしながら膨らませていく過程がとても楽しみです」

――大河ドラマ出演は、今回が3作目となります。宮崎さまにとって大河ドラマとは、どのような思いのあるドラマでしょうか。『豊臣兄弟!』出演にあたっての思いと併せてお願いいたします。

「私にとって大河ドラマは間違いなく人生を変え、今もなお影響を受け続けているものです。篤姫に出会わなかったら、作品への向き合い方、物事の考え方なども違っていたでしょう。いつかまた大河ドラマに参加させていただける日が来たらいいなという思いは心の中にありましたが、それが『豊臣兄弟!』であるということはこの上なく幸せです」

――八津弘幸さんの作品へのご出演は初めてでしょうか。八津作品の印象や、『豊臣兄弟!』の脚本に関して楽しみにしていることがありましたらお願いいたします。

「八津さんの書かれた脚本を読んでいると、登場人物がイキイキと動き出す感覚があり、この感覚は回を重ねるごと、登場人物が増えるごとにより大きくなる気がしています。そして、八津さんの脚本の力で様々な世代の方に楽しんでいただける大河ドラマになると確信しています」

――共演を楽しみにしている方がいらっしゃいましたら、理由とともに教えてください。

「仲野太賀さんとは一度共演させていただいたことがあるのですが、とても丁寧に作品に参加されている印象があり、またいつかご一緒させていただきたいと思っていた俳優さんです。そして、信長役の小栗さんとお芝居で共演するのは約24年ぶりになります。当時まだ10代だった私たちですが、大人になり兄妹役でご一緒できることがとても嬉しいですし、豊臣兄弟とはまた違う兄妹の姿が描かれると思うので、小栗さんとどのような関係性を築いていけるか楽しみにしています」

<過去の出演作>
元禄繚乱(1999年)矢頭さよ役
篤姫(2008年)篤姫役

※宮崎あおいの「崎」の正式表記はたつさき

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