俳優のムロツヨシが1日、日本テレビ系『千鳥かまいたちアワー』（土曜午後11時30分）に出演し、過去の恋愛エピソードを語った。

　ムロは19歳で大学を中退し、俳優の道へ。22歳時には、4年生大学卒業後に「好きな就職先に行った」という彼女と付き合っていたそうだ。当時のムロはフリーターで、目標は「食える役者になりたい」だった。企業に勤める彼女との価値観が徐々に変化する中、彼女が「上司のおじさんに『君の彼氏さんは、何をやっているの？』」と聞かれたそうだ。

　これに彼女は「売れない役者をやっているんです」と回答。「おお、そうか。頑張んなきゃな。どんな役者になりたいって言ってるの？」との質問には、ムロの目標通り「食える役者になりたいそうです」と返したそうだが、上司からは「小っせえ男だな」と吐き捨てられたという。

　これを機に、2人は別れることに。ムロは「（彼女は）そっちの価値観に染まるから。小さい男になったんですよ、その瞬間に。食える役者っていう目標の言葉が小さい。この人は小さいように見えた」とし、「悔しかったですね……」と振り返った。

　その後、37歳でブレイク。ムロは「その言葉を思い出して、まずはここから10年やってやる」と決意したそうで、「そういう人がいてくれてよかったな……とは思う」と感謝し、共演者たちをうならせる場面もあった。