フットボールアワー、15年前は「仲が悪かった」 結成25周年で関係も変化「いい意味であてにしない」

お笑いコンビ・フットボールアワーが31日、都内の吉本興業・東京本社で行われた単独ライブ「フットボールアワー 25」の合同取材会に出席。結成25周年を迎えたフットボールアワーの2人が、約15年ぶりの開催となる単独ライブへの思い、劇場に立ち続ける理由を明かした。

取材に応じたフットボールアワー・岩尾望(左)と後藤輝基【写真:ENCOUNT編集部】
取材に応じたフットボールアワー・岩尾望(左)と後藤輝基【写真:ENCOUNT編集部】

なんばグランド花月、ルミネtheよしもとで単独ライブを開催

 お笑いコンビ・フットボールアワーが31日、都内の吉本興業・東京本社で行われた単独ライブ「フットボールアワー 25」の合同取材会に出席。結成25周年を迎えたフットボールアワーの2人が、約15年ぶりの開催となる単独ライブへの思い、劇場に立ち続ける理由を明かした。

 2010年に開催した「ドレキグラム’10」以来となる単独ライブは、4月13日に大阪・なんばグランド花月、4月19日に東京・ルミネtheよしもとで開催。後藤輝基は開催に至った経緯について、「25年を迎えて会社が『イベントをやりませんか?』と言ってきて、いろいろタイミングがよかった。コンビの関係性もしかり、アキナがコントライブに呼んでくれたり、漫才も作っておかなきゃネタが無いとか、いろいろ重なって開催することになりました」と説明した。

 2003年にM-1グランプリで優勝、さまざまなお笑いコンテストで結果を残し、絶対的な地位を築いたフットボールアワーだが、最近はテレビ出演の際、2人で並んでいることを珍しがられる機会が増えたという。「2人にとって漫才とは?」という質問に後藤は、「どれだけ忙しくても、劇場を欠かしたことはない。我々としては続けているイメージなので、あまり(並んでいることに)違和感はない」と話し、「コロナの時にテレビの収録が無くなっていって、『私は一体、何屋さんなんですか?』と考えた時、『あぁ漫才師か』というのはあって、劇場の出番を増やしてほしいとお願いした記憶があります。そういう地に足つけてではないけど、そういう思いはありました」と劇場に立つことが軸であることを強調した。

 岩尾望も漫才への思いを聞かれ、「一番自由にできるけど、2人だけなので言い訳もきかない。一番しっかりしとかなアカンものでもある」と回答。「漫才、コントこだわらずで始めたのですが、気がつけば漫才が芯になっていました」と述べた。

 今回の単独ライブでは、漫才、コント、そして新ネタを披露する。後藤は「ブラッシュアップしてなのか、前のネタも視野に入っています。1年にテレビで漫才をやるのは、多くても4回くらい。それが全員に届くわけでもない。明らかにM-1をやっていた時とはネタの作り方も違いますし見てほしいですね。昔ほど角度つけて『笑わせまっせ!』という感じではないと思います」とアピールした。

 岩尾はコンビの関係性の変化について、「今は特別に仲がよくもなく、今と比べたら15年前は仲が悪かったなと思うような関係性。ちょっと変わったくらいです」と言及。後藤は「とにかくムカついていました。頑張って行かないといけない時に、こいつが行かなかったり。オレは頑張っているのに、お前はなんだ? という若い時の感情はあった」と振り返り、「それが各々仕事をするようになって、その辺が無くなった。いい意味であてにしないようになった。でも、コンビなのであてにしあったりもしている。コンビって特殊な関係なんです」と語った。

 会場チケットは、2月8日の午前11時からFANYチケットで先行受付が開始となる。

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