NEWSの小山慶一郎が30日、木曜レギュラーを務めるMBSラジオ『よんチャンTV』（月～金曜午後3時40分）に出演。引退した元タレント・中居正広氏の女性トラブルに端を発したフジテレビの“やり直し会見”についてコメントした。27日に日付をまたいで10時間超にわたって開催された会見では、コンプライアンス推進室との情報共有がなされなかったことなど、改めて危機管理の甘さが指摘された。

　番組では危機管理広報コンサルタント・石川慶子氏の“自分たち（経営陣）が何を反省しなければいけないのか分かっていなかった”という指摘、さらに“『第三者委員会にゆだねたい』は逃げ口上なのではないか。いま言える範囲のことがあったはず”という厳しい意見を伝えた。

　小山は「ウチの事務所（旧ジャニーズ）のときもそうだったと思うんですけど、会見をやりつつ、何か気づくことが事務所にあると思うんです。今回はフジテレビに。いろんな方からご意見をいただいて、“あっ、これが足りなかったんだ”っていうのをどんどんアップデートして（また）会見をしていくっていうのを、やり続けるしかないんじゃないですかね」と私見を披露。「で、言えるところまで言って、“あとは本当に第三者委員会の方じゃないと判断できない”ってところまでやりきらないと、たぶん納得していただけないんじゃないかなって気はします」と続けた。

　また、フジに“コンプラ軽視があったのでは”という石川氏の見解を紹介。会見では“できるだけ少ない人数にしか知ってほしくない”という当事者女性の思いが理由とされたが、“コンプライアンス推進室を通した上で実現できなかったのか”という見方があるとされた。コンプライアンスについて、小山は「我々も何かあったら、そういう窓口が事務所（STARTO ENTERTAINMENT）にありますし。（今回は）そこ（コンプライアンス推進室）を飛び越えてるっていうのは違和感あるなと思いますけどね」と話した。