フジテレビ、日枝氏の今後について新社長が明かす 進退に関する発言は「ないです」 取締役会に出席

元タレント・中居正広氏と20代女性との「性的トラブル報道」を巡り、フジテレビの清水賢治新社長が30日、東京・台場の同所で報道陣の取材に応じた。この日、定例の取締役会が行われ、フジ・メディア・ホールディングスとフジテレビの相談役を務める日枝久氏が出席。一方で、自身の進退についての発言はなかったことが明かされた。

取材に応じた清水賢治新社長【写真:ENCOUNT編集部】
取材に応じた清水賢治新社長【写真:ENCOUNT編集部】

日枝氏はフジ・メディア・ホールディングスとフジテレビの相談役

 元タレント・中居正広氏と20代女性との「性的トラブル報道」を巡り、フジテレビの清水賢治新社長が30日、東京・台場の同所で報道陣の取材に応じた。この日、定例の取締役会が行われ、フジ・メディア・ホールディングスとフジテレビの相談役を務める日枝久氏が出席。一方で、自身の進退についての発言はなかったことが明かされた。

 グループは同日、定例の取締役会を開き、経営刷新に向けた体制づくりや今後の対応などを議論した。

 質疑応答で記者から、取締役会で日枝氏の進退を巡る議題が上がったかを聞かれると、清水社長は「いえ」と短く答えた。日枝氏本人から辞任の考えや発言があったかどうかを問われると、「それについてはないです」と応じた。日枝氏の発言内容については「詳細は控えます」とした。

 フジテレビを巡っては、中居正広氏のトラブルを巡り、問題化。批判が噴出し、企業やスポンサーのCM撤退などが相次いでおり、港浩一前社長ら経営陣が辞任するなど、経営の根幹を揺るがす事態に発展している。

 一方で、87歳の日枝氏は、同局の社長、会長を歴任し、役員を40年以上務めており、グループ内で実権を握っているとされている。日枝氏が公の場で説明することを求める声が強まっており、日枝氏の処遇や責任の所在にも、注目が集まっている。

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