沢城みゆき、3年前から携わっていた劇場アニメ『ベルサイユのばら』公開に感慨「震えるような感動があります」
声優の沢城みゆきが30日、都内で行われた劇場アニメ『ベルサイユのばら』(1月31日公開)の世界最速上映会に、声優の平野綾、豊永利行、俳優の加藤和樹とともに出席した。
劇場アニメ『ベルサイユのばら』の世界最速上映会
声優の沢城みゆきが30日、都内で行われた劇場アニメ『ベルサイユのばら』(1月31日公開)の世界最速上映会に、声優の平野綾、豊永利行、俳優の加藤和樹とともに出席した。
1972年の連載開始から50年以上の時を経て完全新作で描かれる本作。将軍家の跡取りで、“息子”として育てられた男装の麗人オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ(沢城)。隣国オーストリアから嫁いできた、気高く優美な王妃マリー・アントワネット(平野)。オスカルの従者で幼なじみの平民アンドレ・グランディエ(豊永)。容姿端麗かつ知性的なスウェーデンの伯爵ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン(加藤)。彼らは栄華を誇る18世紀後半のフランス・ベルサイユで出会い、時代に翻弄されながらも、それぞれの運命を美しく生きる。
公開を前日に控えた心境を聞かれた沢城は「立ち上げからやっていらっしゃる方は8年とか9年の年月が経っているらしくて、私たちは歌録りが3年前で、2年前にせりふを録って、ここ半年くらいで取材まわりをやらせてもらって、少しずつみんなで前に進んできたなと思っていたので、独特の震えるような感動がありますね」と感慨深げに語った。
また、“愛と運命の物語”ある本作にちなみ、『これは運命だ!』と感じた出来事を聞かれると、沢城は中学生の頃に参加した公開オーディションがきっかけでデビューしたことを明かし「審査員特別賞をもらったんですけど、舞台上で『将来性に期待して』じゃなくて、『“抜群の”将来性に期待して』って言ってもらってメダルをかけてもらったんです」と回顧し、その後、つらいことがあっても“抜群”と言われたことを糧に自分を奮い立たせていたそうで「20代前半に、声優アワードで主演女優賞をいただいたことがあって、そのときも舞台上でトロフィーをいただいたんですけど、それをもらうときに記憶が蘇って、同じ人だったんですよ。10年越しくらいにこんなことがあるんだとびっくりしたことがありました」と目を輝かせた。
イベントでは、宝塚歌劇が2024年に上演した『ベルサイユのばら』―フェルゼン編―でフェルゼン役を演じた元宝塚歌劇団雪組トップスター・彩風咲奈が本作の公開を祝し、純白のスーツをまとい会場に駆けつけ、沢城と平野へ花束をプレゼントする一幕もあり、彩風の退団公演を見に行っていたという沢城は、彩風を隣にし「階段の下あたりから(彩風だと)認識できなくなってきました。こんなに近くで拝見する人じゃないんだって。その辺りにいていただくと『うわーっ!』ってなるんですけど、こんなに近くで拝見するとご本人だと認識できない感じです……」と舞い上がっていた。